不動産業界に転職すべき?転職コンサルタントが教える業界の真実
不動産業界といっても、だいたいは土地や、アパート・マンション・戸建て等の各種住宅もしくは、オフィスビルや商業施設などの建築物のさまざまな「不動産」の売買や賃貸、管理、またはそれらの仲介をする会社のことを指します。
全国には数多くの不動産会社があり、大規模な住宅開発を行う「デベロッパー」とよばれる大手企業もあれば、一方で「町の不動産」のように賃貸仲介のみを行う家族で経営をする会社など、事業内容や事業領域はそれぞれの企業で異なります。
不動産会社ってどんな仕事をするの?
さまざまな不動産に関連するさまざまなビジネス展開をする
不動産会社は、土地や、アパート・マンション・戸建て等の各種住宅もしくは、オフィスビルや商業施設などの建築物のさまざまな「不動産」の売買や賃貸、管理、またはそれらの仲介をする会社のことを指します。
不動産業界には数多くの会社があります。上記であげた複数の事業領域を総合的に展開する大規模な企業もあれば、売買のみ、仲介のみ、といった形でのビジネスを展開する会社ももちろんあります。
また、不動産業界に関係する法律として「宅地建物取引業」というものがあります。それは不動産業のなかでも「売買」や「仲介」といった取引を取り扱う業種のみが対象となっています。
不動産業界のおもな種類と仕事
・仲介
不動産の賃貸や売買のときに、買主と売主もしくは、賃主と借主の間を取り持ち売買契約や賃貸契約の成立をさせます。
・管理
オフィスビルや賃貸用アパート・マンションを持っているオーナーに代わり、入居者の募集、審査、契約やクレーム対処、家賃滞納者への勧告をするといった管理を行います。
・販売
マンションや土地分譲、建売住宅等を販売します。
・デベロッパー
自社で大規模な住宅開発や都市再開発、リゾート開発、分譲などを行います。
・投資用の不動産販売
都心のワンルームマンションといった、価値ある不動産を人に貸すことで家賃収入を得たい人向けの投資用不動産の販売をします。
・コンサルティング
不動産活用に関するいろいろなことを相談やアドバイスします。
・マンション買取
中古マンションを買取して、リフォームを施行した後に再販します。
不動産会社の勤務時間
不動産会社の勤務時間は、オフィス内で働く場合だと、9:00~18:00くらいの間で設定されることがほとんどです。なので、実働7時間半から8時間程度となっています。店舗勤務の場合10時頃に営業時間が開始されるのでオフィスに比べて、朝が遅くなっています。ですが、都心では仕事帰りの人が寄れるように夜遅くまで営業するところもあるようです。
中途採用が活発な業界
不動産業界では新卒採用だけでなく中途採用も活発です。とくに「営業職」には別の業界からこの業界に入ってくるひとも非常に多いです。なかでも賃貸仲介の業務は未経験からスタートしたすいことも特徵です。また、学歴もさほど重視しない傾向がありますので、未経験からのスタートがしやすいでしょう。しかし、事務職や企画職といった営業職以外は会社にもよりますが、中途採用の募集人数が多くないこともありますので自分の希望する職種の確認をする必要があります。
不動産会社に就職するために必要な資格は?
宅地建物取引士
不動産業界の社員に必要な資格として最も一般的なものとして『宅地建物取引士』があります。
この資格は通称「宅建」とよばれ、資格試験を受けて都道府県知事の登録を受けて宅地建築物取引の交付をうけることによって、資格を所得していることを証明できるのです。
多くの社員が入社前、もしくは入社後に勉強をして合格を目指すのです。また、この資格を持っていれば不動産会社から資格手当がつくことも多くあります。
普通自動車免許
お客様を物件へご案内するときは、ほとんど車を使って移動します。そのため、営業職として働く場合は、確実に「普通自動車免許」が必要になるのです。就職後に所得でもいい会社もありますが、応募条件に免許を持っていることが条件に掲げられることもありますので、なるべく早い段階で取得するのがいいでしょう。
不動産会社に合う人の適性は?
人と話すことが楽しいと感じる人
不動産会社の業務では、多様なお客様とのコミュニケーションを取りながら勧めます。とくに仲介の仕事を行う場合は、一般の方々が相手になって仕事を進めていき、若い方から高齢のかた独り身だったり、家族というさまざまな価値観をもった人と触れ合うことになるのです。
仕事を成功させるためには、いかに相手の求めるものを掴み、相手に満足してしただけるような提案をすることができるのかがポイントとなるのです。
このようなことから、まずは人と話すことが好きだったり、楽しいと思えるような人が不動産業界で働く適性があるでしょう。