JALに転職したい!日本航空の給料や環境を徹底解説
大手航空会社であるJAL。きっと誰もが憧れたことのある航空業界の中でも最大手ですね。
そんなJALに転職したい、となったらきっといろいろな疑問を抱くでしょう。給料はどのくらい?残業はある?中途採用の枠は?などなど。
ここではJALに転職したいというあなたのために、給与や残業、中途採用についてわかりやすく説明していきます。
JALってどんな会社?
JALは東京都品川区に本社を置く航空会社です。正式名称は日本航空株式会社であり、Japan AirLineのアクロニムでJALという略称を用いています。
国際線・国内線ともに幅広いエリアをカバーしており、売上高や総従業員数ではANAの後塵を拝していますが、今なお強いブランド力を保持しています。
半官半民時代から引きずった放漫経営がたたり、2011年に経営破綻を経験したことは記憶にも新しいでしょう。ですが、現在のJALはその失敗をバネに巻き返しを図っており、量を重視するANAとは一線を画した高クオリティなサービスの提供を中心に改革を行っており、利益率はANAを引き離して成長し続けています。
また、経営の方針を変えるべく、「素晴らしい人生・素晴らしいJAL」を掲げたJALフィロソフィの制定や、チャレンジャー精神の重視など、社風の改革も進んでいます。
JALのお給料はどのくらい?
JALの平均年収は2017年に859万円となっており、非常に高いというわけではありませんが、高い水準にあるとはいえるでしょう。
ですが、平均を引き上げているのはパイロットであるため、地上職の場合では500万円~700万円台を目安にみておくとよいでしょう。標準少し上ということで、いわゆる会社員として一般的な生活を送ることは期待できます。
また、給与体系に関してはあまり改革が図られておらず、年功序列・ポストごとの賃金というシステムで給与が決定されています。
そのため、高給を求めて転職したいという場合にはJALをはじめとする航空業界はふさわしくなく、いわゆる高収入業界への転職を考えるのが得策と言えるでしょう。
JALの残業はどのくらい?
航空業界というと激務で残業も厳しいというイメージがありますが、実はそんなことありません。
残業は多くない!
JALは経営破綻後の社風の改善の一部として全社員のワークライフバランスを重視しており、休日出勤・残業も多くないとされています。
具体的には、残業時間は全社平均で約1時間。サービス残業も多くなく、仮にあったとしても短時間で済むことが基本です。
実際に「JAL 残業」で検索すると、激務部署のワークライフバランスに着目して労働環境を改善した、というような成功談が多く載せられています。
ワークライフバランスの取り組み多数
JALでは、残業削減だけでなく様々な面からワークライフバランスに注目して社員の労働環境の改善を行っています。
まず、有給休暇の取得もしやすく、休日には困っていないというような口コミを多く確認することができます。
また、これも社風改善の一つとして、場所に縛られない生き方ということでテレワークも推奨しています。
同様に、プレミアムフライデーの推進や時差通勤の推進も社をあげておこなっているため、労働環境についてはかなり高評価です。
JALの中途採用は
JALの中途採用は、地上職技術系、地上職事務系、客室乗務員職に分かれています。
2018年度時点での中途採用の枠は、地上職事務系で10名、客室乗務員職で未定、地上職技術系では応募を受け付けていません。
また、これは新卒でも同様ですが、航空業界の最大手ということで非常に人気な職となっており、倍率も非常に高くなっています。
中途採用の条件は?
転職者であっても、求められる条件は全体的に新卒の条件と変わりません。
まず、職種柄、身体に関する条件が厳しいのが特徴であり、呼吸器や循環器に異常がないこと、骨格に異常がないこと、眼鏡等使用で視力が1.0以上であること、という3点をクリアしなければなりません。
また、中途採用であっても年齢制限があり、大卒かつ35歳以下のみ中途採用を受け付けています。
さらに、実際の採用までにWebテストや読書感想文などで知能レベルの測定も行われます。
面接ではどんなことを聞かれる?
JALの中途採用の面接では、全体的には一般的な面接と同じような志望動機や自らのスキルについて聞かれることが多いようです。
しかし、JALならではの質問として、なぜ経営破綻をしたJALに入社したいのか、というようなことも聞かれることがあります。
そのほか、感情にかかわる質問も多いとされていて、最近あったおもしろかった出来事や、人生をやり直すとしたらどう変えたいか、というようなことも多く聞かれるようです。
JALへ転職する方法
以上、JALについて、そしてJALへの転職について紹介してきました。
経営破綻を経てワークライフバランスを重視するなどして労働環境は改善されているようですが、給与体系や給与の金額自体はあまり変わっておらず、いわゆる日本的経営と言えるでしょう。
しかし、航空業界の中でも最大手であるJALのブランドは依然として残り続けており、またチャレンジャー精神を重んじるようになったということで社風のさらなる改善も期待できます。
JALへの転職は、高い壁ではありますが、一方で奇抜な面接や入社試験があるわけではありません。
転職に当たって、自らのスキルや人格を分析しておくことや、自分の意図通りに面接が使うようにESを書くなど、一般的な就職・転職活動に向けた準備を綿密にすることで、JALへの転職の近道となるでしょう。
あなたがJALへの転職という重要なフライトを無事成功させられるよう応援しております!