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機能訓練指導員とは?仕事内容から待遇など一挙解説!

🕒 2021/06/25
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機能訓練指導員とは?仕事内容から待遇など一挙解説!

機能訓練指導員は医療施設や介護施設の利用者の方の身体機能をサポートする職業です。

医療施設や介護施設に通う人の中には自立歩行が難しい人や自分で食事できない方も多くいます。

そのような方のためにも機能訓練指導員の存在は必要不可欠な仕事です。

機能訓練指導員の仕事は利用者のサポートだけではありません。

サポート前に利用者の状況を確認して適切な訓練を選定するなど、機能訓練指導員の業務内容は多岐に渡ります。

これから機能訓練指導員を目指そう思っている方やどんな仕事を行っているのだろうと思う方もいますよね。

この記事では機能訓練指導員の仕事内容から待遇までを一挙に解説していきます!

※本ページにはPRが含まれます。

機能訓練指導員とは?

機能訓練指導員は介護保険法で定められている職種です。

医療施設や介護施設などの利用者の中には身体機能の低下が原因で自立歩行が難しい方がいます。

自分で食事を取ることが難しいという方もいます。

そのような日常生活で必要な行動ができない方をサポートする職業が機能訓練指導員です。

デイサービスや特別養護老人ホーム等の介護施設では一人以上の機能訓練指導員を配置することを義務付けています。

機能訓練指導員は利用者一人ひとりに合った機能訓練を行うため、知識だけでなく実務経験も必要な仕事になります。

次に機能訓練指導員が働く代表的な職場についてお話ししましょう。

機能訓練指導員が活躍する職場は主に2つ

機能訓練指導員が活躍している主な職場は医療施設と介護施設の2つです。

医療施設や介護施設において機能訓練指導員はとても重宝されます。

少子高齢化社会ということもあり、高齢者に対する介護の需要は益々増えています。

高齢者の中には自立歩行が難しい方など、日常生活に支障がある方もいます。

そのような方をサポートするのも機能訓練指導員の仕事です。

高齢者だけでなく、先天的・後天的な理由で日常生活の動作に支障がある方のサポートも機能訓練指導員の仕事になります。

要介護者向けの医療施設

機能訓練指導員が活躍する職場の一つが要介護者向けの医療施設です。

要介護者向けの医療施設では医師や看護師が常時配備されているため、医療に重点を置いている施設がほんどです。

機能訓練指導員は介護医療型医療施設や病院併設型リハビリステーションなどの医療施設でも活躍しています。

要介護者向けの医療施設で働く機能訓練指導員は専門的なリハビリ等の業務を中心に行います。

働く職場によって注視できる業務が異なるということも機能訓練指導員の特徴です。

介護施設

デイサービスや特別養護老人ホームなどでも機能訓練指導員は活躍しています。

ここでも機能訓練指導員の仕事内容は変わりません。

介護施設で働く機能訓練指導員は介護施設の入居者やデイサービス等の利用者に対して機能訓練を指導します。

介護施設は医療施設と比べて特定の人の指導を行うことが多いです。

そのため、一度担当した人と長く関わることができることも特徴の一つになります。

長く担当する中で訓練を通した成長を実感できることも魅力的ですよね。

長期的に同じ利用者に指導を行えるため、訓練計画が立てやすいというメリットもあります。

より細かく担当する利用者の状況がわかるため、寄り添った訓練指導を実施できます。

仕事内容

ここでは機能訓練指導の仕事内容についてお話します。

機能訓練指導員の仕事内容は主に以下の流れです。

  1. 利用者本人及び家族との身体機能等の確認
  2. 訓練内容の選定
  3. 機能訓練計画表の作成及び見直し

利用者本人及び家族との身体機能等の確認

機能訓練指導員が初めに行うことは利用者本人とその家族への身体機能の確認です。

現状の身体機能を確認することでその人に合った訓練計画を立てることができます。

身体機能は人それぞれです。

無理なく身体機能の改善に向けて訓練するためにも担当した利用者さんの確認を怠らないようにしましょう。

訓練内容の選定

身体機能の確認後に訓練内容を選定します。

主な訓練内容は歩行訓練、筋力トレーニング、発声練習です。

訓練を通して利用者が自分の力で行動できるように身体機能をサポートします。

自立歩行が難しい方には支えながら歩行する訓練を行います。

ほかにも、補助器具を使った訓練を実施することもありますね。

場合によっては筋力トレーニングを行うことで、日常生活の動作に必要な最低限度の筋力をつける訓練を実施します。

中には自分で言葉を発することが難しい方もいます。

そのような方には発声練習といった訓練を実施して自分で言葉を発することができるようにサポートします。

機能訓練計画表の作成及び見直し

機能訓練を実施する上で大切なことが機能訓練計画表になります。

この計画表は訓練を行う上でとても大切なものです。

利用者の身体状況や希望、自宅環境等の状況に沿って作成する書類になります。

計画書の作成期間は開始日及び3か月ごとに1回以上作成することと定められています。

担当する方も身体機能の状況に応じて機能訓練計画書の計画を修正していく必要があります。

しっかりと訓練計画ができれば、あとは実行に移すだけです。

機能訓練指導員になるために必要な資格はない?

機能訓練指導員という資格は存在しません。

ただし機能訓練指導員として働くためには以下のどれかの資格が必要になります。

  • 理学療法士
  • 柔道整復師
  • あん摩マッサージ指圧師
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 鍼灸師
  • 看護師・准看護師

上記の職種について簡単に説明していきましょう。

理学療法士

理学療法士はケガや病気等の運動機能に障害を持つ利用者のリハビリを行います。

運動療法や物理療法によって利用者の日常生活の動作改善及び症状改善に努めます。

柔道整復師

柔道整復師は骨折や捻挫等の外傷に対して固定や整復をすることで機能回復に努めます。

高齢者は若い方に比べて骨密度も落ちるため、骨折等のケガが多いです。

そのため、高齢者のケアに強い機能訓練指導員は現場でも重宝されます。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は利用者の方の肩こりや筋肉痛などの痛みに対して指圧療法やマッサージをすることで軽減する仕事です。

診療を通して運動機能の回復に繋がる指導を行います。

作業療法士

作業療法士は掃除などの応用動作のリハビリを行います。

日常生活自体が難しい方にとって掃除などの応用動作は非常に難しいですよね。

基本的な動作ができてから応用動作を行うことで、身体機能をより一層改善することができます。

そのほかにもレクリエーション活動などを取り入れることで利用者の心身をケアすることも必要に応じて行います。

言語聴覚士

言語聴覚士は言葉を聞いたり、発したりする部分に障害を持つ方に機能訓練を行うことで回復に努める職業です。

発声練習などの機能訓練を行うことで、言葉を介したコミュニケーションができるようになります。

鍼灸師

鍼灸師は平成30年から資格要件が緩和されて機能訓練指導員として活動できるようになりました。

機能訓練指導員は人手不足ということもあり、資格要件が緩和された背景があります。

鍼灸師のみ資格要件以外の条件があり、鍼灸師以外の機能訓練指導員が在籍する施設で半年以上の実務経験が必要になるため、注意が必要です。

看護師・准看護師

看護師・准看護師という職業はご存知の方も多いですよね。

機能訓練指導員として働く看護師・准看護師は医療知識を基に利用者の方の健康管理、病気やケガの予防を行います。

看護師・准看護師の場合、医療知識は豊富でも機能訓練指導員としての経験は全く異なるため、しっかりと実務を積む必要があります。

機能訓練指導員は給与が高い!

機能訓練指導員の給料は一般の介護職員の給与と比べて、高い傾向にあります。

平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要では平均月収が344,110円で年収に換算すると4,129,320円になります。

一方、一般介護職員の平成30年度の月収は300,970円です。

機能訓練指導員の平均月給が43,140円高いですね。

勿論、地域によって給料は異なりますが、機能訓練指導員の給与は高いということが分かります。

機能訓練指導員って需要はあるの?

日本では少子高齢化問題が深刻化していますよね。高齢者が年々増えていく中で機能訓練指導員の需要は日々高まっています。

高齢者は若い方と比べて自分の力で生活していくことが難しい方が多いです。

加齢によって日常生活の動作に支障をきたすことも。

このように少子高齢化社会が深刻化している日本では今後も機能訓練指導員の需要が高まっていくでしょう。

また、介護施設や医療施設では慢性的に人手不足になっています。

専門的な知識を持つ機能訓練指導員は医療現場、介護現場でも需要が高まっています。

機能訓練指導員のやりがい

機能訓練指導員のやりがいとは何でしょう?

やりがいの一つとして挙げられることが長期的に利用者の方を支えていくことができるということです。

介護施設は医療施設と比べて継続的に利用する人が多いです。

専属で付いた利用者の方のサポートを行うことで身体機能の成長を直近で感じることができます。

長期的に見た機能訓練の指導に携わることができるので、責任は伴いますがやりがいを感じられますよね。

機能訓練指導員に向いている人の特徴

続いて機能訓練指導員に向いている方の特徴についてお話しします。

機能訓練指導員に向いている人ってどんな人だと思いますか?

「知識が豊富な人」「現場仕事だし、体力がある人が向いているのでは?」という意見もありますよね。

確かに知識や体力は必要です!でもそれだけではありません。

それでは機能訓練指導員に向いている人の特徴をみていきましょう!

向上心がある人

一つ目に挙げられるポイントは向上心がある人です。

機能訓練指導員は豊富な知識やスキルが必要です。

現場では何が起こるかわかりません。

担当する利用者の方によって訓練指導の内容も異なります。

そのため、常に向上心を持って知識の習得を行わなければなりません。

日々の成長と勉強が担当した利用者の方の身体機能の改善に繋がります。

人の役に立ちたいと思っている人

2つ目に挙げられることが人の役に立ちたいと思っている人です。

機能訓練指導員は利用者の方のサポートをする仕事になります。

常に人の役に立ちたいと思っている方には非常に向いている職業です。

相手のことを思いやる優しさがあれば機能訓練指導員として必ず良い指導ができるでしょう。

コミュニケーションスキルに自信がある人

次に挙げられることがコミュニケーションスキルに自信がある人です。

コミュニケーションスキルはどの仕事でも必要なスキルですよね。

機能訓練指導員は利用者の方だけでなく、利用者の家族とも頻繁にコミュニケーションを取る必要があります。

一日を通して利用者の方がどのような改善が見られたのか、どのような状態だったのかという部分を家族の方に報告します。

利用者の家族の中には細かく報告を求める方もいます。

時には些細なトラブルに遭遇してしまうことも。

そのような場合でも日頃から密にコミュニケーションを取れていれば穏便に済むということもあります。

職場内での医師や看護師さんとのコミュニケーションも必要です。
患者さんや利用者の方の健康管理等もすべて施設側で行うというケースがほとんどです。

そのため、職場内での連携が重要になります。

職場内の連携がうまくいくことで施設一丸となって利用者の方もサポートができますよね。

円滑に業務を進めていく上でコミュニケーション能力は必要不可欠です。

体を動かすことが好きな人

「体を動かすことが好き」という方も機能訓練指導員に向いています。

機能訓練指導員は基本的に現場で働きます。

現場仕事である以上、体を動かすことがほとんどです。

知識だけでなく体力勝負な場面もあります。

医療施設や介護施設は長時間労働の職場も多いです。

利用者の状況によって左右されることもあります。

「デスクワークが好きな方や体力を使う仕事は嫌だ」という方には向かない仕事といえます。

機能訓練指導員として働きたいなら転職エージェントを利用しよう!

ここまで機能訓練指導員についてお話をしてきました。

「魅力的な仕事だなぁ」「自分に向いてそうだし、目指そうかな」という方もいますよね!

機能訓練指導員を目指したいという方には転職エージェントをおすすめします!

次に「なぜ転職エージェントが良いか?」ということについてご説明していきます。

機能訓練指導員を目指す方に転職エージェントをおすすめする理由

機能訓練指導員を目指す方には転職エージェントをおすすめします!

転職エージェントは希望の条件等の基本情報を入力するだけで自分に合った会社を専属のカウンセラーが見つけてくれます。

転職サイトの場合、自分で会社を探さないといけなくて何かと手間がかかりますよね。

転職エージェントならそんな手間もかかりません。

そのほかにサポートが充実していることも転職エージェントをおすすめする理由の一つです。

履歴書や職務経歴書の添削から面接対策までを一貫してサポートしてもらうことができます。

初めて転職するという方でも専属のアドバイザーがついてしっかりサポートしてくれるので安心して転職活動を進めることができますね。

転職エージェントの選び方

ここでは転職エージェントの選び方についてお話します。

まず大切なことはあなたが求める条件に合った求人があるかということです。
転職エージェントの種類は豊富です。

機能訓練指導員として働きたいという方は求める職種の求人数が豊富な転職エージェントを利用すると良いでしょう。

転職エージェントを選択する際は1つの転職エージェントだけでなく、複数の転職エージェントを登録することをおすすめします。

理由として、転職エージェント毎に取り扱っている求人が異なるということです。

複数の転職エージェントに登録することでさまざまな求人を見ることができます。

幅広い求人をみることでより自分に合った求人を見つけられる可能性が高くなります。

まとめ

機能訓練指導員は利用者さんや患者さんの機能訓練を行うことで、日常生活を自分の力で送ることができるようになるためのサポートをする仕事です。

高齢化社会が深刻化する中で機能訓練指導員の需要は日々高まっています。

直接的に人のサポートができるため、利用者の方と二人三脚でゴールを目指すことができるやりがいのある仕事です。

機能訓練指導員に必要な保有資格を持っている方だけでなくこれから目指す方にもおすすめの職業になります。

これから機能訓練指導員になりたい方には転職エージェントの利用をおすすめします。

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