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30代フリーターが正社員就職するには?未経験で就職しやすい仕事も紹介

🕒 2021/07/07
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30代フリーターが正社員就職するには?未経験で就職しやすい仕事も紹介

30代フリーターで、そろそろ正社員になりたいと考える人もいるでしょう。

その背景には、将来についての不安や、周囲からのアドバイスによる影響があるかもしれません。

いずれにしても、30代フリーターが正社員就職をする際の方法や、具体的な就職しやすい仕事も知りたいところです。

当記事では、30代フリーターが正社員就職する際のポイントや、おすすめの仕事を紹介します。

正社員を目指す人は、ぜひ最後まで目を通してくださいね。

※本ページにはPRが含まれます。

30代フリーターが正社員になれる可能性は?【ポイントは3つ】

30代フリーターが正社員になれる可能性は?【ポイントは3つ】

結論、30代フリーターでも正社員になれる可能性はあります。

ここでは実際の声を紹介しつつ、3つのポイントを踏まえたうえで、可能性について解説をします。

  1. 30代の前半と後半で違いがある
  2. 業界の選び方によって状況が異なる
  3. アピール次第で可能性が高まる

30代の前半と後半で違いがある

ひとくちに30代フリーターと言っても「34歳までの前半」と「35歳以上の後半」では、状況に違いが出てきます。

年齢が若い方が就職では有利な傾向にあるため、30代前半の方が、正社員になれる可能性は高いと言えます。

(参考ページ:Yahoo!知恵袋

とは言え「30代前半だから安心」というわけではなく、一方で「30代後半だから正社員になれない」ということではありません。

大切なことは、実際の年齢を踏まえたうえで、それぞれの状況の違いを考慮しつつ、覚悟を決めて就職活動を行うことだと言えます。

30代前半のフリーターは、20代にはない落ち着きを見せつつ、柔軟性や若さを押し出しても良いでしょう。

一方で30代後半のフリーターは、若い世代と同じ土俵に立つのではなく、年齢を重ねたことによる深みを表現できると良いと言えます。

業界の選び方によって状況が異なる

30代フリーターは、就職先を探すにあたり、業界の選び方によって状況が異なることを知る必要があります。

就職先を選ぶ際には、入社しやすい業界を選ぶことで、成功への可能性が高まるでしょう。

以下の業界は、特におすすめだと言えます。

IT業界

日々において進歩をするIT業界ですが、その躍進に人材の確保が追いついていないため、常に人手が不足しています。

技術者として就職するためには、パソコンのスキル以外に、プログラミングなどの技術も必要ですが、こうした知識を持つ人にとって「IT業界」は候補の1つとなるでしょう。

介護・医療業界

介護業界も医療業界も、ハードワークの傾向が強いため、人材の定着率が低くなりがちで、人手不足の状態が慢性化しています。

高齢化社会もすすんでいるため、介護・医療業界の需要は今後も高まり、この先もずっと必要とされることでしょう。

また職種によって、資格の必要可否があるため、取得についての判断は「目的」や「状況」によって考えることをおすすめします。

運送業界

運送業界は、荷物を運ぶ「貨物輸送」と人を運ぶ「旅客輸送」に分かれますが、いずれも人手不足の傾向にあり、採用の間口が広いことから、30代フリーターにもおすすめです。

特に貨物輸送については、EC市場の拡大による「インターネット注文の増加」から、利用者数も伸びる傾向にあり、今後においても狙い目だと言えます。

製造業界

製造業界は読んで字のごとく、物を「作る」業界ですが、基本的には「多くの物」や「大きな物」を作るという特性から、多くの人材を必要とする傾向にあります。

なかには日本人だけでは製造が間に合わず、外国の人を積極的に採用する職種もあり、こういった仕事は採用される確率が高いと言えるでしょう。

製造業界の中でも、経営関連の部署は学歴も必要としますが、製造ラインで物を作る部署では、健康状態や忍耐力が重視されるため、学歴で不安な人も挑戦しやすいと言えます。

サービス業界

サービス業界とは「アミューズメント業」や「飲食業」などが該当し、形に残らない「サービス」を提供することで、利益を上げています。

人に対して各種のサービスを実施するため、残業も発生する傾向にありますが、人と接することが好きな人には向いていると言えます。

やりがいを感じる人は多いものの、給料は低めの傾向にあることから、人の出入りが激しく、未経験者も参入しやすいことが特徴です。

③アピール次第で可能性が高まる

30代フリーターで社会人としての経験がなく、周囲との差について引け目を感じることから、正社員への一歩を踏み出せない人もいるでしょう。

(参考ページ:Yahoo!知恵袋

このように不安な気持ちを持つかもしれませんが、アピール次第で、採用への可能性は高まります。

下記などをポイントに、アピールできる内容を精査し、応募先の企業に「自分という商品」を売り込むと良いでしょう。

学生時代やアルバイトの経験

社会人経験がなくても、生まれてから今日にいたるまで、アピールできる内容がない人はいません。

例えば学生時代に打ち込んだ部活動や、アルバイトを通して得た経験・スキルなど、自身の経歴を整理してみると、複数のアピール内容が出てくるものです。

具体的に何をどのように頑張ったかという点や、経験を通じて得た内容を伝えることで、より説得力のあるアピールができます。

仕事で活かせる長所

応募先の企業で働くうえで、活かせる長所があれば、積極的にアピール材料として起用すると良いでしょう。

自覚がある内容でも良いですし、他者から褒められた内容でも構いません。

希望する業界や職種で必要とされるスキルを知り、自分の長所とリンクする部分があれば、積極的にアピールすることをおすすめします。

仕事への意気込み

単純に「やる気があります」と、意気込みを伝えるだけでは効果が低いですが、前項で紹介した【過去の経験】や【自身の長所】と共に伝えることで、相乗効果が期待できます。

実際のところ、30代フリーターに対しては「仕事への意欲が低い」や「目的もなく日々を過ごしてきた」などの先入観を持つ面接官も少なくありません。

仕事への意気込みをアピールすることは、こうした先入観を多少なりとも払拭する効果がありますし、採用で迷った場合には、決め手の一言になる可能性もあります。

30代フリーターが正社員求人を選ぶ5つのポイント

30代フリーターが正社員求人を選ぶ5つのポイント

ここでは、30代フリーターが正社員の求人を選ぶ際のポイントについて、5つご紹介します。

  1. 目標を明確にしてから選ぶ
  2. 理想を高くしすぎない
  3. 人手が不足している業界・職種を選ぶ
  4. 未経験者を歓迎する求人を探す
  5. ブラック企業に注意する

①目標を明確にしてから選ぶ

フリーターから正社員を目指す背景には、必ず理由が存在します。

例えば「安定した生活をしたい」や「彼女と結婚をしたいから」など、さまざまな事情があることでしょう。

こうした理由を軸とし、さらに目標を明確にすることで、選ぶべき求人が見えてきます。

先ほどの例を挙げると「安定した生活をしたい」人は、下記のように突き詰めて考えることで、目標がより明確になるでしょう。

  • 現状において、なぜ不安定な生活だと思うのか?
  • 安定と引き換えに、失って良いものは何か?
  • 安定した生活を送ることで、どのように幸せを感じるのか?

目標が明確になる前に就職先を探すと、ゴールが見えない状態で進むため、いつまでも就職ができない可能性が高まります。

②理想を高くしすぎない

30代フリーターが正社員になれる可能性はありますが、30代の社会人経験者や20代のフリーターと比較すると、状況が厳しいことは否めません。

このことから、理想を高くしすぎると選べる求人が減るため、正社員になれない可能性が高まることを、肝に銘じておきましょう。

就職先に求める条件に順位をつけたうえで「上位3位までは必須条件で、それ以外はなくても良い」などと考え、理想を高くしすぎずに求人を選ぶと良いでしょう。

③人手が不足している業界・職種を選ぶ

人手が不足している業界や職種は、採用の間口を広く設けているため、30代フリーターにもチャンスがあると言えます。

どうしても「この【業界】でこの【職種】に就きたい」という希望がなければ、人手が不足している業界や職種の求人を選びましょう。

例えば人気の職種を選ぶとしても、人手が不足している業界を選ぶ方が、採用される確率は高まります。

後ほど紹介する「未経験でも就職しやすい仕事とは?具体例を8つ」の項目で、人手が不足している業界・職種の仕事も解説するので、ぜひ参考にしてください。

④未経験者を歓迎する求人を探す

30代フリーターが「経験者を求む」という求人に応募をしても、採用に至る可能性は低いでしょう。

仮にこうした求人に採用をされても、未経験者である30代フリーターは「能力が追い付かない」や「周囲から酷評を受ける」などの、厳しい状況への直面が考えられます。

これではせっかく正社員になれたとしても、本末転倒です。

また未経験者を歓迎する企業は、研修制度を設けていることや、一から育てることに寛容であるケースも多く、こうした企業に入社する方が幸せだと言えるでしょう。

以上のことから、30代フリーターには、未経験者を歓迎する求人を探すことをおすすめします。

⑤ブラック企業に注意する

せっかく正社員として就職ができても、ブラック企業への入社は、避けるべきです。

ブラック企業は労働環境が悪いことから、精神を病む可能性がありますし、場合によってはフリーター時代よりも過酷な状況になることがあります。

30代フリーターは「ブラック企業を選ばざるを得ない」という世間の声も聞こえますが、そうとは限りません。

ブラック企業を避けるためには、下記のポイントを確認すると良いでしょう。

離職率の高さ

離職率とは在籍人数に対する退職者の割合であり、離職率が高いほど、入社してからすぐに退職する人が多いということです。

この理由には、職場環境の悪さによるものと、業界や職種自体の特徴のいずれか(もしくは両方)が関係しています。

前者の「職場環境の悪さ」が影響するケースでは、違法労働を行わせることや、社内の労働制度が整備されていないなどの背景があるため、こういった企業は避けるべきです。

後者の「業界や職種自体の特徴」による場合は、残業が発生せざるを得ないなどの事情が考えられます。

例えばアパレル販売員のケースを挙げますが、接客中に定時を迎えても、お客に対して「接客中ですが、定時なので失礼します」とは言えないハズです。

定時になっても、接客が終わるまで残業を行うことが、普通だと言えます。

このように業界・職種自体の特徴である場合には、仕方がないでしょう。

給与が相場に比べて異常に高い

求人票に掲載されている給与額が、相場に比べて異常に高い場合には、注意が必要です。

給与は高い方が良いと考える人も多いですが、相場よりもはるかに高い場合には、下記のようなケースが考えられます。

  • ブラック企業であるため、高い給与を提示しないと、人が集まらない
    →この理由の場合には、応募を避けるべきだと言えます
  • 採用時の給与ではなく、管理職になったことや、長時間の残業を加味した金額を掲載している
    →実際の採用時の給与を確認し、現状の残業実績なども聞いたうえで、判断をしましょう

未経験でも就職しやすい仕事とは?具体例を8つ紹介

未経験でも就職しやすい仕事とは?具体例を8つ紹介

それでは、未経験の30代フリーターでも就職しやすい仕事について、具体例を8つ紹介します。

  1. 営業職
  2. システムエンジニア・プログラマー
  3. 介護職
  4. カスタマーサポート
  5. 運転ドライバー
  6. 製造員
  7. 看護師
  8. ホテルのフロントスタッフ

①営業職

営業職とは、自社の商品やサービスの良さをお客に伝え、購入に至るための提案活動をし、売り上げに結び付ける仕事です。

また販売だけにとどまらず、購入後も状況確認や各種のサポートを実施しますし、他の職種とコミュニケーションを取りながら、会社の数字をあげるべく行動をします。

どのような企業においても、必ず営業職は存在しますし、売り上げに直結できる能力を持っていれば、学歴や経歴が問われないケースもあります。

営業職は人と接することが必須なため、アルバイトで接客経験がある人や、社交的な人におすすめです。

②システムエンジニア・プログラマー

システムエンジニア・プログラマは、いずれもIT技術者であり、システムエンジニアは主にシステムを設計し、プログラマは設計をもとにプログラミングを行います。

これらの仕事は、近年のIT技術の躍進により、人材の採用が追い付いておらず、慢性的に人手が不足している状態です。

また昨今ではプログラミングを学べる環境も多く、インターネットで情報を入手することも可能であり、各種のスクールも充実しています。

こうした背景から、未経験にもチャンスが多いにあるため、30代フリーターにおすすめです。

③介護職

介護職とは、老人ホームなどでお年寄りの身辺における世話をし、さまざまなサポートを行う仕事を指します。

資格は不要ですし、高齢化に伴うお年寄りの増加と、働き手である労働人口の減少から、常に人手が不足しています。

お年寄りを運ぶことや抱えるケースも多く、基本的には立ち仕事であることから、ハードワークだと言えます。

このことから体力に自信があり、人の世話をすることが好きな人には、向いている仕事だと言えるでしょう。

④カスタマーサポート

カスタマーサポートは、企業の商品やサービスについて、メールや電話などを使用して、製品の説明や問い合わせ対応を行います。

マニュアルが整備されているケースも多く、未経験にも間口が広いことから、30代フリーターも挑戦しやすい仕事だと言えます。

時にはクレーム対応を行い、顔が見えない相手から怒りをぶつけられることもあるため、ストレスを抱える人も多いです。

そのため、完全に仕事だと割り切れる人や、ストレスに対して強い人におすすめです。

⑤運転ドライバー

運転ドライバーには、タクシー運転手やトラック運転手などの種類がありますが、必要な免許を保持している人であれば、採用に対する門戸が広いことが特徴です。

コミュニケーション能力も必要ですが、1人でいる時間も長いため、人とのストレスは少ない傾向にあります。

長時間の運転が苦にならない人や、車の運転自体が好きな人や、体力がある人に向いていると言えるでしょう。

⑥製造員

製造員は工場などで、機械や加工食品などの商品を作ることが、主な仕事です。

健康であれば学歴・経験も問われない傾向にあり、未経験の30代フリーターでも、採用される可能性が高い傾向にあります。

黙々と作業を行うことが苦ではない人や、手先が器用な人や、単調な作業でも根気強く続けられる人におすすめです。

⑦看護師

看護師は主に病院などの医療機関で働き、患者の世話や医師などのサポートを行います。

20代だけではなく、30代や40代で初めて看護師になる人も多く、30代フリーターであっても引け目を感じることは少ないでしょう。

その背景には「慢性的な人手不足」が関係しており、看護師の資格を保持していれば、人手が不足している医療機関から採用される可能性が高まります。

昨今の新型コロナウイルスの流行により、看護師の相次ぐ退職が問題になったことからも、今後も看護師の人手不足は続くとみられるため、狙い目の職種だと言えます。

資格の取得のためには、大学や専門学校に通う必要がありますが、看護師の給与は高めの傾向にあることから、学費についてもすぐに元が取れることでしょう。

⑧ホテルのフロントスタッフ

ホテルのフロントスタッフは、お客のチェックインやチェックアウトの対応を行い、電話対応や客室の清掃を行うこともあります。

未経験での入社も多いことが特徴で、30代フリーターも挑戦しやすいでしょう。

接客のアルバイト経験がある人や、人とのコミュニケーションに自信がある人に、特におすすめです。

30代でフリーターを続けるとどうなる?

現状ではフリーターでも良いかもしれませんが、この先も続けることにより、想定される問題があります。

ここでは30代がフリーターを続けると、将来的にどうなるかについて解説します。

将来的に正社員になれない可能性が高まる

年齢を重ねることと、フリーターの期間が長引くほどに、正社員になれる確率は低くなります。

その理由は、下記の通りです。

■年齢が高い人を選考対象に含めない企業がある
→表面上では言わないものの、書類選考の時点で、一定以上の年齢の応募者をふるい落としていることがあります。
このことから、40代・50代と年齢を重ねるにつれて、選考の対象にすらなれないケースが考えられます。

■年齢を重ねた未経験者を避けたい
→20代の若年層であれば、未経験者であったとしても、物事への柔軟性や知識の吸収率が高いと考えられるため、一から教育をしても良いと考える企業は多いです。
一方で年齢を重ねた未経験者は、柔軟性や吸収率も低いうえに、スキルも不足しているという観点から、避けたいと考える傾向にあります。

■若者や経験者に「勝てる材料」が必要
→若者や経験者と30代フリーターを比較すると、スタートの時点で若者や経験者の方が、一歩も二歩もリードしています。

このようなライバルから採用を勝ち取るためには、相手に「勝てる材料」が必要ですが、フリーター期間が長引くほどに、より多くの勝因材料が必要になります。

こうした背景から、この先もフリーターを続けると、正社員になれない可能性が高まることが考えられます。

結婚が難しくなる

将来的に結婚を希望するのであれば、フリーターを続けていることにより、可能性は低くなる一方だと言っても過言ではありません。

男性の場合には、フリーターだという時点で、女性から結婚相手として見てもらえないことも多いです。

仮に特定の相手がいたとしても、相手の親から「フリーターとの結婚は反対だ」と言われるケースも多く、結婚へのハードルは高まると言えます。

女性の場合でも、地に足がついていない印象を与えるため、結婚相手の候補から外される可能性があります。

また男性と同様に、特定の相手がいたとしても、相手の親から反対にあう可能性は否定できません。

家のローンが組めなくなる

前述の「結婚」とも関連性がありますが、30代でフリーターを続けると、家(マンションも含む)の購入時にローンが組めなくなる可能性が高まります。

一括で購入できれば問題はありませんが、そういったケースは稀であり、通常はローンを組むことになるでしょう。

フリーターは正社員に比べて社会的信用が低く、さらに年齢が高まると返済能力も低いとみなされるため、各金融機関は融資に難色をしめします。

またローンを組めたとしても、希望よりも低い金額しか借りることができないケースや、正社員よりも短い期間での返済を迫られることもあります。

そのため賃貸に住み続ける可能性がありますが、大家の都合などで、引っ越しを強いられることもあるでしょう。

その時には年齢を重ねているため、次の賃貸物件の審査に通らないケースも考えられることから、住む場所が見つからない可能性も出てきます。

金銭面で不安が募る

現状では生活ができていても、フリーターは金銭面での不安が募る傾向にあります。

その理由は、下記の通りです。

収入が不安定である

正社員は毎月一定の給与が支給されますが、フリーターは出勤した日数に応じて支給されるため、2月などの日数が少ない月は、必然的に収入が少なくなります。

また経営難などで解雇をされても文句は言えず、他の仕事を探すまでは収入が途絶えるため、収入の不安定さとは「常に背中合わせ」だと言えるでしょう。

休業時の補償がない

正社員であれば、ケガや病気の際には「傷病手当金」などの補償があります。
(※ただし、条件を満たす必要があります。)

また出産をして休む際には「育児休業給付金」が支給されますし、親の介護などで休む際には「介護休業給付金」が支給されるなど、各種の補償があります。

フリーターにはこういった補償がないため、予想外のケガや、突発的なことが発生して休む際には、収入がなくなることを覚悟しましょう。

こうしたことを踏まえ、日頃から多めに貯金をするなどの対策が必要です。

明日にでも収入がゼロになる可能性がある

正社員であれば、解雇の際には一ヵ月分の給与が支給されますし、所属する企業が倒産をした場合でも、条件を満たせば失業保険が支給されます。

このように仕事がなくなった場合でも、保障によって「収入がゼロ」という事態を避けられることが、正社員の魅力の1つです。

一方でフリーターの場合には、解雇や倒産の事態に陥ったとしても、補償の対象にはならないため、明日にでも収入がゼロになる可能性があります。

退職金やボーナスがない

正社員の場合には、退職金やボーナスが支給されるケースが多く、毎月の給与以外の収入も期待できます。

一方でフリーターには、退職金やボーナスがないため、毎月の給与収入のみで対応をする必要があります。

現状において貯金が難しい場合には、将来の金銭面について、早急な対策が必要です。

将来もらえる年金額が少ない

正社員は国民年金と厚生年金を積み立てていますし、企業によっては他の年金も加算して積み立てを実施しています。

片やフリーターの場合には、国民年金のみを積み立てているため、正社員よりも将来的にもらえる金額が少ないと言えます。

また将来的に年金が支給される際には、現状で把握しているよりも少額になるケースや、年金自体が支給されない可能性も示唆されています。

さらに正社員の場合には、年金の積立額が企業と本人とで折半ですが、フリーターは全額を自腹で積み立てるため、正社員よりも負担の割合が大きくなります。

つまりフリーターは、正社員よりも年金の積み立ての負担が大きいのに、将来的にもらえる金額の割合が、正社員よりも少なくなる可能性が高いのです。

周囲と疎遠になる可能性がある

フリーターを続けると、正社員として働く知人と時間の調整が合わないことや、生活スタイルも異なるなどの影響から、話がかみ合わなくなる可能性があります。

さらに年齢があがると、周囲は結婚や子育てを行い、新たなライフスタイルとなることから、
完全に疎遠になることも考えられるでしょう。

その結果として、周囲に居るのは同じ状況のフリーターだけとなり、狭い世界で暮らしていくことにもなりかねません。

30代フリーターが就職活動をする際のポイント5つ

30代フリーターが、正社員を目指して就職活動をする際に、意識すると良いポイントがあります。

詳細は下記の通りです。

  1. フリーター経験が役立つ方法を考える
  2. 選択肢を多く持つ
  3. 転職エージェントを利用する
  4. 「ダメかもしれない」という考えを捨てる
  5. 資格の取得を視野に入れる

①フリーター経験が役立つ方法を考える

フリーターとして活動をしてきた中で、アルバイトの接客で得たスキルや、業務上での成功話などの体験談があることでしょう。

正社員としての就職を希望する際は、こうした「フリーター経験」が役立つ方法を考え、採用されやすい道を進むことをおすすめします。

厳しい指摘かもしれませんが、30代フリーターというだけで、就職しにくいことは確かです。

このことから正社員になりたい人は、理想を追いかけるというよりは、手堅く確実な方法を選ぶべきだと言えます。

そのためには、今までのフリーター経験が役立つ方法を考え、可能性が大きい応募先を候補に入れると良いでしょう。

②選択肢を多く持つ

選択肢の多さは、可能性の高さに匹敵します。

このことから、30代フリーターで正社員になりたい人は、就職への選択肢を多く持つことが大切です。

具体例を挙げると、以下の通りです。

紹介予定派遣制度を視野に入れる

紹介予定派遣制度とは、派遣社員として入社をしたうえで、企業と本人における双方の合意があれば、正社員になれる制度です。

いわば、企業と本人にとっての「お試し体験」のようなものです。

ただし確実に正社員になれるとは限らないため、正社員の求人に応募をしてもなかなか採用に至らない場合に、挑戦してみると良いでしょう。

ハローワークの職業訓練校に通う

職業訓練校とは、ハローワークが実施している「失業者が就職できるように、さまざまな知識やスキルを勉強・体験させてくれる施設」のことです。

ここでは「失業者」と規定されていますが、下記の要件を満たしていれば、フリーターも受講することが可能です。

  1. 受講開始日から1年以内に、職業訓練を受けていない
  2. ハローワークに求職の申請をしている
  3. 職業訓練の支援が必要だと、ハローワークが認めている

職業訓練校では、プログラミング・ネイル・パソコンなどの多様なコースが用意されていることから、目指したい方向に応じたコースを選ぶと良いでしょう。

知人のコネを活用する

正社員になる方法として、盲点になりがちなのが「知人のコネを活用する」ことです。

コネとは英語のコネクション(connection)の略であり、人との繋がりを意味します。

コネを活用した入社方法として、下記のような例があります。

  • バイト先の店長に「この店で正社員になりたい」と相談する
  • 知人が立ち上げた会社で、正社員として働かせてもらう
  • 友人の会社が人手不足なので、正社員として働きたいと交渉をする

メリットは、採用試験が簡易(もしくは面接のみ)であり、通常の入社ルートよりも採用されやすいことと、知人から社内の状況を教えてもらえることなどが挙げられます。

デメリットは、不満や辞めたい気持ちが生じても、言い出しにくい点が挙げられます。

③転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用すると、面接トレーニングや書類の添削をはじめ、就職を成功させるための「さまざまなサポート」を受けられます。

就職希望者にとっては完全に無料なので、利用して損はないでしょう。
(転職エージェントは、取引先の企業から、成功報酬という形で利益を得ています。)

また転職エージェントは就職に関するノウハウを持つため、利用をすることで多くの知識を得られますし、ベストな方法も分かるため、最短にて就職できる可能性も高いです。

④「ダメかもしれない」という考えを捨てる

30代フリーターから正社員を目指す人は、20代や30代のスキル・経歴を持つ人と比較しがちで、つい「ダメかもしれない」というマイナスな考えが浮かぶことがあります。

こうした考えは、成功できる可能性をつぶすことがあるため、今すぐに捨てることをおすすめします。

「ダメかもしれない」と考えると、無意識にダメになる方法を探してしまいますし、自信の無さが面接にも表れるため、デメリットが大きいと言えます。

必ず良い方向に進めると思うことで、自分の中にある可能性も、最大限に引き出すことができるでしょう。

⑤資格の取得を視野に入れる

「未経験でも就職しやすい仕事とは?具体例を8つ」の項目で紹介した通り、正社員として働くうえで、資格の取得が必須になる仕事もあります。

また資格の取得が必須ではなくても、資格が「一定のスキルを持つ」ことを証明するので、面接において有利になることが考えられます。

このことから30代フリーターは、資格の取得を視野に入れても良いでしょう。

まとめ~30代フリーターでも正社員就職はできる!~

30代フリーターが正社員就職をするには、ポイントを押さえたうえで、可能性の高い企業を選ぶことが大切だと分かりました。

また引け目を感じる必要もなく、今の段階でできることを精一杯行うことで、成功への道が開けてきます。

30代フリーターはまだまだ可能性がありますが、それでも1日でも早く行動するに越したことはありません。

本記事を参考にしつつ、最良の就職ができることを期待しています。

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