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転職に役立つ企業研究のやり方!押さえておくべきポイントを解説

🕒 2021/07/14
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転職に役立つ企業研究のやり方!押さえておくべきポイントを解説

企業研究は選考を進めていく上で、求人選びや書類作成、企業への理解度を高める重要なポイントです。

みなさんは求人票や採用ホームページなどを見て、「なんとなくこの企業が良さそうかな」と決めてしまってはいませんか?

企業研究が足りていない状態で選考を始めても、志望動機の内容が薄くなり、面接官に入社の熱意が伝わらない結果になってしまいます。

しかし、仕事をしながらの転職活動で毎日が忙しい中、膨大な情報をすべて収集することは難しいです。

数ある求人の中から興味をもった企業についてどのように理解を深めていったらいいのでしょうか?

この記事では、企業研究のやり方を紹介とポイントを徹底的に解説していきます。

みなさんとマッチして、長く働きたいと感じられる企業を見つけていきましょう。

※本ページにはPRが含まれます。

企業研究のやり方~3C分析を取り入れよう~

企業研究のやり方~3C分析を取り入れよう~

企業研究の正しいやり方をみなさんはご存知ですか?

正しい順番を理解せずに、就職活動を始めてしまうと満足の結果を得ることができず後悔してしまいます。

正しい順番はをした後に企業研究を行い、業界内の詳しい現状や課題、将来性を紐といていきます。

企業研究には3C分析という事業計画やマーケティングに使われるフレームワークを活用すると良いといわれています。

3C分析は主に3つの構成にわけてまとめられるフレームワークです。

  • 自社(Company)
  • 顧客・市場(Customer)
  • 競合(Competitor)
業界内で志望する1社を3C分析することで、同業界他社の研究へと繋がります。

結果的に効率のよい企業研究となるため、忙しいみなさんにもおすすめです。

自社(Company)

1つ目のフレームには求人情報や企業ホームページを拝見し、以下項目を埋めます。

  • 基本情報
  • 企業理念
  • 事業内容
  • 経営資源
  • 商品サービスの現状・ビジネスモデル強みと弱み

顧客・市場(Customer)

2つ目のフレームには会社四季報やビジネス誌を参考にして、以下の項目を埋めていきます。

  • 顧客
  • 市場規模
  • 市場環境
  • 顧客ニーズ

競合(Competitor)

3つ目のフレームを埋めるためにも会社四季報を活用することがおすすめです。

  • 競合他社
  • 競合他社の市場シェア・特徴
  • 新規参入・代替品
  • 異業種競合先

転職活動をするほとんどの人が複数社に応募すると思います。

企業研究は応募する企業の数だけしなければならないため、貴重な時間を圧迫するでしょう。

質の高い企業研究をすることは重要なことですが、効率をよくすることを優先してかまいません。

例えば、同じ業界の競合他社に応募を同時にする場合は、それぞれが競合他社の関係になります。

重複する部分は省き、効率をよくしていきましょう。

また、埋められない項目があっても空欄で問題ありません。

調べてもたどり着かない情報はあります。

一点にこだわってしまい時間を無駄にしてしまうことより、全体を網羅することを心掛けましょう。

転職活動で企業研究をする目的は?

転職活動で企業研究をする目的は?

企業研究は就職活動の一部なので、やり方を理解しただけでは不十分といえます。

企業研究を行う目的を理解し、その後の就職活動へどのようにつながっているのかを理解しましょう。

転職活動で企業研究をする目的は以下の3つです。

  1. 企業理解を深められる
  2. 職場の雰囲気を知る
  3. 志望動機・自己PR作成に活かす

企業研究をおこなうことで、自分にはどのような企業が適しているのかを明確にできます。

また、入社後のミスマッチを無くすことができるため、入社後の定着率が上がります。

企業研究から見えてきた情報を選考に活かすことで、面接の質疑応答などで的を射た回答をすることができるでしょう。

つまり、面接の通過率も上がりますので、内定まで一歩近づくことができますね。

他の応募者と差別化を図り、面接官に良い印象を与えましょう。

①企業理解を深められる

関心を持つ企業についての理解度を深められのが企業研究です。

企業について調べたいときは、公式データを中心に企業の客観的な情報を収集しましょう。

とくに、企業のホームページでは、企業概要や経営方針・理念・商品・サービスなどを調べることができます。

また、東洋経済の会社四季報や業界地図では、関心を持っている企業が業界内でどのくらいの位置づけなのか見ることができます。

専門家のコメントも添えられているので、わかりやすいのでおすすめです。

会社の基本情報や業界内での位置付けから、強豪との差別化(独自性・優位性)などをきちんと調べて特徴をつかむところまで行うことができると良いでしょう。

企業の特徴を押さえていくなかで、みなさんが企業を選ぶための軸が作られていきます。

②職場の雰囲気を知る

転職活動をする理由の中でも、「職場の雰囲気があっていない」という声は多く聞こえます。

職場の雰囲気を知ることはみなさんが求めている条件と合うのかを見極める目的があります。

しかし、実際に働き始めないと見えない部分が多いです。

職場の雰囲気を外部の人が知ることは難しいですが、情報収集のやり方次第では知ることが十分にできます。

職場や社員の雰囲気、制度の運用実態、労働環境を調べたいときは、実際に働いている人の意見を中心にチェックしましょう。

企業のHPや新卒向け採用ページでは先輩社員にインタビューをしているコーナーが設けられていることもあります。

また、転職フェアや店舗の職場見学で社員の話を直接聞く機会を自分から作りにいくのもいいでしょう。

社員の雰囲気は文面より、実際に働いている人と話すことで得ることのできる情報のほうがはるかに多いです。

口コミサイトには、今まで働いていた人たちの書き込みが残されています。

残業時間や休みやすさ、職場の雰囲気などが主に書き込まれているので一度チェックすることをおすすめします。

注意点は、雰囲気などはあくまで感じた人の主観のため、すべてを信じずに参考意見として捉えることです。

③志望動機・自己PR作成に活かす

企業研究には、企業が力を注いでいる事業や今後の展望を把握する目的があります。

企業研究を志望動機や自己PRに活かす際には、「その会社である理由」を明確にしましょう。

明確にすることで、「他社にはない〇〇の事業に挑戦したい」、「〇〇誌で特集されているのを拝見し、この事業にかける代表の思いに感銘しました」など自分の志望動機に付け加えることができます。

企業のホームページには、採用背景や仕事内容、業界内の立ち位置が載っているので参考にすることをおすすめします。

また、東洋経済の会社四季報や業界地図を活用しましょう。

企業の注力する事業や今後の展望は、公式なデータ以外にも専門家の意見や考察をチェックすることで、質の高い企業にしていくことができます。

似ている事業を展開していたとしても、より活躍できそうな企業で働きたいですよね?

紹介した目的を意識することで、志望度合いに優先順位をつけることができ、企業研究の効率化につながります。

企業研究をしないとどうなるか…

面接官はある程度、自社の情報を知っているだろうという前提で応募者に質問してきます。

企業研究に時間をかけずに不足していると、企業側が求めている人物像とずれた回答をしてしまいます。

基本的な企業情報や事業内容も調べていないことは、入社への意欲がないと思われてしまうでしょう。

そして、面接に参加するということは、応募した企業の担当者の貴重な時間をもらっていることを忘れてはいけません。

企業研究ができていない状態で選考に臨む人は「失礼な人」という評価となり、入社後も社外に悪い影響を与えてしまわないかと想像させてしまいます。

つまり、企業研究をしないということは選考に落ちることにつながるのです。

上記のような事態を避けるためにも、企業研究をしましょう。

企業研究に役立つおすすめ情報源10選!

企業研究に役立つおすすめ情報源10選!

みなさんは企業研究をする目的とやり方を理解し、転職活動のスタートラインに立ちました。

しかし、企業研究をするためには企業の情報を収集しなければ始めることができません。

欲しいと思う情報は人によりさまざまなため、企業研究に使える情報を収集する方法を10個ほど紹介していきたいと思います。

それぞれの情報源に特徴がありますので、みなさんの求める情報に合わせて使ってみてください。

①求人広告・求人票

企業は採用活動のために求人広告や求人票を用意しているため、転職活動に必要な情報ばかりが集まっているのが1番の特徴です。

求人広告と求人票は、基本的な情報である会社概要や事業内容はもちろんのこと、企業メッセージや募集背景などの企業研究に必要な情報を網羅的に集められます。

企業によっては、社員のインタビューが掲載されていて、社内の雰囲気や出勤時の1日のスケジュールなども知ることができます。

求人広告や求人票は他の情報源より企業の色がダイレクトに現れます。

企業研究を始めるにあたって、求人広告と求人票は多くの人が利用する一般的な方法です。

②企業ホームページ

企業ホームページには製品やサービス概要だけではなく、プレリリースで最新の企業トピックスも発信されています。

業界内でのシェア率や業界全体が将来的に伸びる可能性がどのくらいあるかを探ることに役立つでしょう。

また、上場企業の場合には株主や投資家向けの開示がされる決算短信、未上場の場合は決算告示から経営状態を読み解くことができます。

企業のホームページは採用にかかわらず、社外の関係者に対して発信する内容になります。

企業側が提示する今後のビジョンや業界内での強みが集約しているため、面接時に活用できる情報が多いのが特徴です。

③新卒採用向けページ

企業のWebサイトにある新卒採用向けの求人ページは、仕事内容や雇用条件に特化した情報が中心です。

新卒採用向けページでは社会経験のない学生を相手にするため、事業内容がわかりやすく書かれているのが特徴です。

近年の就活生は福利厚生や働く環境などを重視する傾向が強いため、先輩社員のインタビュー記事や社内雰囲気が伝わるコラムなどが増えています。

働く環境を重視したいと考えている転職希望者は新卒採用向けページを利用することをおすすめします。

④転職活動イベント

転職活動イベントには多数の企業が参加するため、効率よく情報を収集できる特徴があります。

また、選考前から企業の人と直接話す機会を得ることができます。

企業ブースでは短時間の説明会が開催され、会社概要や採用情報が分かりやすくまとめられているので参加するといいでしょう。

そして、自分で調べる場合には関心のある企業や業界に絞ると思いますが、転職活動イベントでは新しい企業や職種との出会いが待っています。

企業の説明会に参加したことにより関心を持ち始め、より深く知りたくなったという声も耳にします。

企業研究は主体的な探求心が非常に重要です。

理由もなくなんとなく企業研究を始めるのであれば、1度転職活動イベントに参加することをおすすめします。

⑤会社見学

会社のオフィス見学のほかに、メーカーで商品を開発している企業の場合は、店舗や工場などを見学することも可能です。

企業が注力している商品やサービスの理解度を高めることは面接時のアピールになり、行動を起こしたことに対して面接官の評価を貰えるためおすすめです。

また、インターネット上や文章からは感じとることができないポイントが実際に訪問することで見えてきます。

ただし、会社見学を行っている企業は数が少ないことと見学に時間を費やしてしまう問題点があります。

そのため、事前にある程度の企業研究を行い、選考を進めていく意思が固まり始めてから会社見学に行くことがいいでしょう。

⑥知人・口コミ

企業が公式に発信している情報や専門家のコメントのほかに知人の意見や口コミも活用するといいでしょう。

希望する企業に勤めていなくても、似たサービスを運営する競合企業に勤めている人に話を聞くことでもかまいません。

企業は採用活動にマイナスな影響を与えるような情報を外部に出しませんので、

会社概要や事業内容のほか、「職場の雰囲気」「残業時間」「給与体制」「福利厚生の実施状況」などの表に出ない部分を知るためにおすすめの方法となっています。

ただし、知人の意見やネット上での口コミは1人の意見にすぎません。

すべてを信じてしまい、現実と異なった情報を収集してしまわないように注意が必要です。

⑦会社四季報

会社四季報では、会社概要や業界内での立ち位置などを知ることができます。

「業績」「社員の平均年収」「平均年齢」「定着率」「自己資本比率」のような客観的なデータだけではなく、専門家の予想やコメントが添えられて掲載されているのが特徴です。

会社四季報の情報から会社の状況や将来性、業界内での立ち位置がわかります。

企業のホームページや求人さいとでは、それぞれの企業ごとに異なる表記になっているが、会社四季報では同じ体裁で掲載されています。

膨大な会社の情報を一括で比較するため非常に便利です。

企業研究以外にも業界研究にも活用できるほか、転職活動通して有効な情報源となりますので、会社四季報は必ず利用しましょう。

⑧新聞・ネットニュース

新聞やネットニュースの特徴は業界内のトレンドや企業ニュースの最新情報が手に入れられることです。

日々企業の情報は更新されていくため、定期的にチェックすることをおすすめします。

そして、新聞社やネットニュースで世に発信される情報は信憑性の高いものが多いです。

最近では、電子版で新聞を購読することも可能になっているので、電車で移動している間の時間を活用して企業研究することもできます。

⑨ビジネス雑誌

転職活動をしている人の中で新聞やネットニュースをチェックする人は多いですが、ビジネス雑誌をチェックしている人は少ないです。

ビジネス雑誌は新聞の記事などと違い、経営層のインタビューなどが掲載されています。

企業のホームページにも企業理念などを掲げている企業が多いですが、経営者の想いがより伝わってくる内容です。

ビジネス雑誌の内容は、企業が今後進んでいく方向性や注力していく事業、ヒット商品の開発秘話など他の情報源では得られないものとなっています。

ビジネス雑誌からは、企業から求められる人材のヒントを得ることができるため、面接の対策として有効です。

他の応募者との差別化ができるため面接官の印象にも残りやすいでしょう。

⑩業界地図

業界地図からは業界規模や業界内での主要な企業、立ち位置がわかります。

業界の最新トピックスや動向、将来性も把握することができ、希望する企業の事業と比較することができます。

企業研究の結果からエントリーする企業を選定していこう

転職を決意したときは、はじめに辞める理由と将来のキャリアで自分がどうなりたいかを考えましょう。

目指すべきキャリアをはっきりさせるためには、自己分析をしなければなりません。

自己分析の結果と企業研究から見えたキャリアプランや仕事内容、雇用条件をすり合わせて志望動機を作成していきます。

現職の問題点をピックアップする

はじめに、現職の問題点をピックアップします。

現職の仕事のどこに不満があるかは人それぞれでしょう。

例えば、「収入が少ない」「休みが取れない」「人間関係」「家庭の事情」などがあげられると思います。

仕事内容や部署内の環境などポイントごとにまとめることをおすすめします。

現職で不満に感じていることは転職をする上で重要な判断基準です。

理由をあいまいにした状態でとりあえず仕事をやめて転職活動を始めると、入社後も満足いかないケースがあります。

転職をして新たなキャリアアップをどのようにしていきたいか想像することは、転職活動の一歩めです。

自己分析をして自分の能力を把握する

転職理由を明確にしたら、自己分析をして自分の能力やスキルを把握しましょう。

すでに持っている資格や免許、前職の経験や実績、苦労した仕事への改善エピソードなど細かくリストアップします。

具体的に周囲から受けた評価をまとめてみてもいいでしょう。

自己分析が進んでいくと、転職活動でアピールするポイントが見えてきます。

そして、応募していく企業の方向性を決めることができます。

興味のある仕事でも「やりたいこと」と「できること」が一致しないと入社後に大変苦労するでしょう。

また、転職の場合新卒採用と異なり経験や実績を判断されるため採用率が下がります。

せっかく内定をもらい入社したとしても、後々後悔をしないためにも自己分析を行い、自分の能力と冷静に向き合いましょう。

譲れない雇用条件をまとめる

求人を掲載している企業は数えきれないほどあります。

その中で実際にエントリーする企業は数十社、入社するのは1社のみです。

最終的には1社に絞り込みをしていくため、応募前の段階から絞り込みをしていきましょう。

企業を絞り込んでいくためには、譲れない雇用条件に優先順位をつけることがおすすめです。

まず、希望の雇用条件をまとめるところから始めていきます。

まとめ方としては、「どうしても譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」の2つに振り分ける方法です。

すると自然に企業が絞りこまれ、転職の軸が見えてきます。

しかし、メリットがあればデメリットが企業にはそれぞれあります。

「どうしても譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」を天秤にかけなければなりません。

転職の軸が定まっていないと転職活動にブレが生じて失敗してしまうのでご注意ください。

キャリアプランを絡めた志望動機の作成

企業研究を行い、現状の職場の問題を洗い出し、自己分析が終わればエントリーする企業を決めて志望動機の作成をします。

志望動機は企業へ熱意を伝えるアピールの場です。

整理した文章でなければ伝えきれないため、下記の順で具体的に書き出すことがおすすめです。

  • 「WHY」:業界・企業・職種で仕事をしたい理由
  • 「HOW」:業界・企業・職種でどんなキャリアを描いていきたいか
  • 「WHAT」:業界・企業・職種で今の自分にできること

志望動機を作成する上で、業界・企業・職種の3つのポイントが大事になってきます。

上記3つのポイントに対してアプローチして作成しましょう。

企業研究シートと志望動機を完成させたら、具体的なエピソードを添えられるように準備しましょう。

準備こそが転職を成功させるための秘訣!

転職活動に失敗してしまう人の共通点は事前の準備を完璧にできていないことです。

転職活動における準備とは何かというと、前述したように企業研究です。

企業としては、全く知識のない人より知識を持っている人材を求めています。

転職市場は売り手市場のため、求職者が求人数を上回ってしまっているのが現実です。

しかし、採用という数少ない枠を大勢の応募者で争うため、人気企業の選考において周囲と同じ評価では当然に落選してしまいます。

そして、準備不足は転職活動の軸に乱れを引き起こします。

途中での修正は転職活動を失敗にしてしまう要因です。

質の高い企業研究を行い、定めた軸に沿ってスムーズに転職活動を進めましょう。

みなさんの転職活動が満足のいく結果になることを心より願っています。

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