任天堂へ転職すべき?年収、働きやすさなどを徹底紹介
ニンテンドーSwitch版スマブラ発売で話題の任天堂、子供の頃将来は「任天堂に入りたい!」と思っていた人もいるかもしれません。実際の任天堂という会社について転職した方の口コミをもとにあのワクワクを作り出す会社内部や気になる年収について調査しました。
任天堂ってどんな会社?
任天堂は本社、本社開発棟共に京都市にあります。
明治22年からある由緒正しい会社で、最初は花札やトランプ(日本初!)の製造を主としていました。昭和52年には初の家庭用ゲーム機を発売し、ニンテンドーDSやゲームキューブ、Wiiなどのハードや、ポケモン、マリオ、ゼルダシリーズなどのソフトでも現在に至るまで時代と共に新しいゲームを作り続けていて、2017年度の売上は1兆円を超え、2018年度は更に売上が伸びる(1.2兆円)と予想されています。
その人気は日本にとどまらず、最近ではスマホ向けアプリ”pokemonGO ”がアメリカで社会現象になるなど世界中で任天堂のゲームは遊ばれています。
任天堂のお給料はどのくらい?
任天堂の社員の平均年収は2018年3月時点で903万円となっています。日本人の平均年収は400万円程度なので任天堂はその二倍を超える給与となっています。20代後半の時点で600~700万円の給与をもらっている社員もいるので、給与面は申し分ないと言えるでしょう。
ボーナスは6月と12月の年2回で、昇給は4月の年1回となっていますが、出来高や評価によっての給与の差は薄く、トップダウンならではの構造的な昇進の一定性は否めません。
任天堂の残業はどのくらい?
任天堂はゲーム会社なのでシステム開発のエンジニアと営業職や事務職などの間で残業時間は異なるようです。
エンジニアの忙しい時は月100時間を超えるときもあるそうですが、残業代はきちんと支払われますし、忙しい時期は決まっているそうなので、その時期以外はゆっくり休める体制があるようです。
育児休暇などの福利厚生も充実していて、有給も取りやすいです。部署ごとに忙しい時期が決まっているので、繁忙期がはっきりしていて恒常的に忙しいという雰囲気は見受けられません。
任天堂の中途採用は
任天堂の中途採用は会社ホームページにて募集要項が掲示されていて、ゲーム開発のエンジニアの職種が細かく別れて募集が出ているのが特徴的です。
部署ごとに必要なスキルや求める人物像を明確に示していて、「任天堂には入りたいけどどの部署が向いてるのか分からない」という方には明瞭とした募集要項は選ぶ良い材料になりますし、何より自分のやりたい仕事をピンポイントで希望できるという利点もあります。
また任天堂は今をときめくグローバル企業なので英語が話せると有利に転職を進めることができるようです。
任天堂へ転職する方法
任天堂に転職するには前述した通り、公式サイトの採用情報から募集要項に応募することができますし、転職エージェントから紹介してもらう方法もあります。職種によっては転職エージェントが保有している非公開、つまり公式サイトには出ていない求人があるので、自分の希望する職種が公式サイトに出ていなくても転職エージェントに相談したら紹介してもらえた、なんていう事もあり得ます。
社内の雰囲気は?
やはりお手にゲーム会社だけあって、仕事にやりがいを感じている社員は多く、「面白いものを作りたい!」という上向きの雰囲気があり、社内には温厚な人も多く、雰囲気的には非常に良い会社であるといえるでしょう。
ゲーム会社と聞くとエンジニアやデザイナーが徹夜で作業…というイメージがあるかもしれませんが、開発は自由な風潮があり、逆に販売はトップダウンの風潮があるようです。
任天堂は日本を牽引する大企業の一つであるがゆえに、福利厚生の充実とトップダウンの風潮は日本らしい会社の方針という印象をうけます。
実際に女性の社員の口コミを見ると、「男性社員が多く、女性の働き方の対応も遅れている」や「管理職の女性率が低い」などの意見があります。福利厚生こそいいものの、女性がキャリアアップを目指すとなると任天堂は厳しい会社であるといえます。
まとめ
ここまで任天堂の給与や転職情報について調べてきましたが、給与面では申し分ない点や、福利厚生が充実している点からエンジニアには働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。ゲーム会社の忙しそうな雰囲気は、繁忙期こそあるもののその分他の期間に休みをとる仕組みがあるならそこで落とし前をつけることができますし、残業代もきちんと支払われるので、開発系にしてはかなりのホワイト企業であるといえます。
営業分はベンチャーのような自由な風潮というよりも、昔からの日本企業のような年功序列がまだ残っているので、長く働いて安定したい、という人には適している職場と言えると思います。
しかし女性に関しては、福利厚生を手厚くして育休などへのサポートはしているものの、前述したように男社会の会社なので昇進などを見込んでの転職には任天堂は向かいないのかもしれません。