転職回数5回。外資系メーカーでマネジャーをしているブロガーです。「転職ヂカラ」ではキャリアアップ、年収アップをするための転職活動のノウハウを共有するブログです。たまに、日常で感じたことを綴ってます。
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転職活動をするときの「優先順位」をつける7つのポイント
「転職したいけど、何から始めたらよいのかわからない」
「転職サイトに掲載している企業が多すぎて、絞り方がわからない」
「転職エージェントで何を話したらよいのかわからない」
あなたはこんな風に転職活動で悩んだことはありませんか?
転職に失敗してしまう人は、「今の自分に何ができるのか」「今後のキャリアプラン」「転職先に求める条件」など将来の働き方を具体的に考えないまま、なんとなく転職活動を始めてしまいます。
これらを考えずに転職しようとしても、応募先を決めることもできませんし、志望動機にも苦労します。
ここでお伝えするポイントをおさえれば、転職活動を始める際の整理ができ、今後数年間のキャリアプランも見えてくるでしょう!

転職活動での「優先順位」をつける7つのポイントを徹底解説!
では転職において優先順位を設定するポイントを、7つに絞って解説していきます。具体的には以下の通りです。
- 実現転職
- 自分と周りを比較しない転職
- 「やりがい」と「年収」
- 理想の働き方は人それぞれ
- 転職後の生活環境について考える
- 妥協できない点は転職先から明確な回答を得る
- 会社のビジョンに共感できるか、会社に寄り添うことができるか
①実現転職
転職活動では、前職で培った経験を活かせる環境や、今後やりたいことを軸に応募企業を絞ります。
また、満足のいく転職先を見つけだすには、働き方の「優先順位」を整理することから始めましょう。
転職によって自分がどうなりたいのかをイメージし、実現したいことの「優先順位」をつければ、本当に求めているものがわかってきます。
自分が望む環境は、頭だけで考えず、しっかりと文字に書きおこして明確にしましょう。
優先順位を整理しないまま、安易な気持ちで転職をしてしまうと、たとえ優良企業に転職できたとしても、社風が合わなかったり、すぐに業務内容に不満がでるなど、結果として転職が失敗だったと感じてしまうこともあります。
②自分と周りを比較しない転職
自分と周りを比較するような転職の優先順位のつけ方は避けます。
特に30代~40代になると、同年代でも役職や年収に幅があるのが現実です。
周りと比較する転職活動をする人は、転職人気企業ランキングや平均年収ランキングを参考にしたり、企業規模、知名度、ブランド力、年収といった表面に見えることだけを注視しがちです。
それは、その会社に勤務している自分を魅せたいだけで、キャリアアップを通じて社会に貢献する「仕事の本質」を欠いています。これは良い転職とは言えません。
有名企業に入社することが目的になり、入社後に自己成長を成し遂げられないことになれば本末転倒です。
また、自分の可能性を広げるためにも、多くの企業に目を向けるようにしましょう。
日本には、知名度が低くても優良企業がたくさん存在します。
転職活動は他人との競争ではありません。企業規模や知名度に関係なく、自分が仕事を通して成長し続けていける企業をみつけることが重要です。
③「やりがい」と「年収」
転職活動で、年収アップを最優先に考える人は少なくありません。
しかしお金のことを一番に考えてしまうと、その他の妥協点が増えてしまい、転職する目的の「優先順位」が全体的にブレてしまいます。
今後のキャリアで悩んでいる転職活動は、年収にとらわれ過ぎず「本当にやりがいを感じる仕事」を軸に応募企業を探してみましょう。
やりたいと思うことが実現できそうな企業であれば、自然と志望意欲も高まり、入社したい熱意も面接伝わります。
また大幅な年収アップを実現した転職は、入社後に周囲から大きな期待を寄せられています。
しかし転職先でなかなか成果を出せない状態が続くと、結果的にその年収が想像以上のプレッシャーとなることもあります。
結果的に、年収アップが最大のモチベーションだった人も、仕事でのやりがいが無ければ、いつかはその魅力的な年収に満足しなくなってしまいます。
お金のことを考えないということは無理がありますが、転職先を決める理由は自分のやりがいであり、成長に繋がる環境なのかを優先して考えてみましょう。
④理想の働き方は人それぞれ
全ての条件に満足する転職先を見つけるのは、非常にハードルが高いものです。
しかし、社会人の多くが妥協しているからといって、自分の理想の働き方を無視した転職もオススメできません。
他人にとっては気にも留めない小さなことでも、自分にとっては働き方の「軸」を曲げる要因かもしれません。
少々我慢すればそのうち慣れる、問題ないだろうと思っている仕事でも、日々の中でストレスが大きくなるものです。
理想の働き方は人それぞれ違います。仕事そのものより、勤務地、勤務時間、休暇日数の優先順位が高いことがあってもよいでしょう。
ワークライフバランスをとることを優先しているからこそ、仕事でパフォーマンスを発揮する人もいます。
転職は働き方を見直すきっかけの一つです。それは、他人が推し量ったり、決めつけたりすることではありません。
しっかりと自分の働き方の優先順位を決めて転職活動に挑みましょう。
⑤転職後の生活環境について考える
ひと昔前は「35歳、転職限界説」なんてささやかれていましたが、今では30代~40代の転職も盛んに行われています。
35歳と言えば、結婚、子育て、住宅購入などの人生の大きなイベントが待ち構えている人も多いでしょう。
その中には引き続きバリバリ働きたい人もいれば、仕事時間を減らして家族との時間を優先したいと考える人もいます。
転職を一時的なことと思わず、自分の生活環境が今後数年間でどう変化していくのかを含めてキャリアプランを考えてみはいかがでしょうか。
⑥妥協できない点は転職先から明確な回答を得る
転職面接では、直接質問しづらいこともあります。
しかし希望条件の中で妥協できない点、優先順位の高い点は内定承諾前に必ず明確な回答を得るようにしましょう。
条件面で気になることを確認せずに転職してしまうと、転職後に「こんなはずじゃなかった」となることも少なくありません。
確認すれば済んでいたことを確認せずに、「おそらく大丈夫だろう」や「何とかなるだろう」と思い込みで転職を決めてしてしまうことは避けるべき行動の一つです。
面接時には直接的な言葉は使わず、言い回しを考えてさりげなく質問しましょう。
転職エージェントを利用している場合は、キャリアコンサルタントを通じて先方に確認するのも一つの手段です。
どうしても応募企業とのズレが縮まらないのであれば、辞退することも考慮します。今回は縁が無かったと割り切る判断も必要です。
⑦会社のビジョンに共感できるか、会社に寄り添うことができるか
転職活動では優先順位を明確にすることが重要と述べていますが、それは自分の主張やワガママが通りやすそうな転職先を探すということではありません。
有能な人材を求めている会社は、企業理念や実現させたいビジョンもしっかりしています。
優先順位を明確に決めた中での転職先なら、入社後はその会社に寄り添うことが自己実現への近道です。
会社に寄り添いながら、その組織に早く溶け込み、自分の目標を実現させる行動をとりましょう。
まとめ
転職を考えている時は、現状を変えたいという気持ちだけが先走りやすくなります。
そんな時は一度冷静になり、実現したいことを整理し、優先順位を明確にしてから行動に移すことを忘れないでください。
転職での優先順位を決めるには、自分自身が実現したい主観的な部分だけでなく、客観的な意見を聞くこともよいでしょう。
一人で考えずに、家族、友人、同僚などに相談するのも良いかもしれません。
色々なことを考える中で、キャリアプランが変わっていくことも当然あります。
自分が今できることと、今後チャレンジしたいことのバランスは非常に重要です。
転職先に慣れるにも3カ月から半年はかかるので、入社前は気になる不安要素を無くし、清々しい気持ちで入社できる準備をしましょう。