転職に使える!退職願と退職届の書き方【テンプレート付き】
転職が決まっていよいよ退職を会社に告げる時期です。初めて転職する人なら、「退職願や退職届にどんなことを書けばいいの?」「どんな封筒を用意すればいいの?」など分からないことだらけのはずです。
このページでは退職願や退職届の書き方を1から詳しく解説します。手順を踏んて自分で作成するのもいいですし、PC作成がOKの会社なら、テンプレートを使ったほうが手っ取り早いのでおすすめです。
退職願と退職届の違い
まず、退職願と退職届の違いを説明しておきます。
- 退職願:会社に退職することを申し入れるための書類(撤回可能)
- 退職届:会社に退職することを届け出るための書類(撤回不能)
退職願は「辞めようと思います」という意思を伝える書類で、上司に提出後、最終的に裁決される前であれば撤回できるケースがあります。
ただし、一度会社に退職を伝えたあとで、極力撤回を避けたほうが賢明です。撤回可能だからといって、軽い気持ちで提出してしまうと痛い目にあいます。
退職願の書き方とテンプレート
さて、いよいよ退職願を作成していきましょう。以下の手順を踏んで書くとスムーズにできます。注意点も書いてありますので、一度読んでから着手しましょう。
- 縦書きにして、右から書く。
- 一行目の中央に「退職願」と記入。
- 一行開けて、三行目の下部に「私儀」と記入。
- 一行開けて、本文を書く。本文の内容は「このたび一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもって、退職致したく、ここにお願い申し上げます。」 ※文頭一マス開けない。日付は、退職日を記入。
- 一行開けて、数マス分段を下げて提出する日付を「平成○○年○月○日」と記入。
- 次の行に段を少し下げて、事業部名所属課など部署を記入。 ※部署名は正式名称で書く。
- 次の行に部署名からさらに段を下げて、名前を記入。
- 名前の後に、捺印。 ※印鑑は認印または三文判を使用。(朱肉を使うもので、シャチハタは不可)
- 名前の後、一行開けて宛名となる会社名を正式名称で記入。 ※記入は最上部からスタート。「(株)」など省略せずに「株式会社」と書く。
- 次の行に、社長の役職と名前を記入。※数マス分段を下げて記入する。自分の名前より社長の名前が下にならないように注意。
注意点
- 書き出しは私儀(わたくしぎ)と私事(じじ)のどちらでもよい。
- どんな退職理由でも「一身上の都合により」とだけ記入するのが一般的です。
- 日付などの数字は、漢数字で記入します。社名など固有名詞はそのまま。
- 間違えたら最初から書き直しましょう。修正液などはNGとされています。
テンプレート
退職願のテンプレートは下記の画像をクリックするとダウンロードできます。
テンプレートを利用する場合、プリントアウトした後に、名前の後ろに印鑑を忘れずに押しましょう。
退職届の書き方とテンプレート
転職届の書き方は、先ほど解説した退職願の書き方とほとんど同じです。
違う点だけをまとめておきます。
- タイトル部分を「退職届」と記入する。
- 本文を「このたび一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもって、退職致します。」と記入する。
テンプレート
退職願のテンプレートは下記の画像をクリックするとダウンロードできます。
テンプレートを利用する場合、プリントアウトした後に、名前の後ろに印鑑を忘れずに押しましょう。
退職願と退職届の封筒
退職願や退職届は封筒に入れてから提出しましょう。これからどんな封筒を選べばいいのか、どのように書けばいいのかをご説明します。
白の二重封筒を選ぶ
退職願などを提出する際に、白の二重封筒を選びましょう。
茶封筒は事務的な書類を入れるための書類なので、退職に不向きです。また、手渡しなので郵便番号枠がないものを選ぶといいでしょう。
用紙に適切な封筒サイズを選ぶ
退職の書類は目立たずに渡したいので、三つ折りにして入れる封筒を選びましょう。
封筒のサイトは用紙のサイズに合わせて、A4用紙なら長形3号、B5用紙なら長形4号が相応しい。
封筒の書き方
黒のボールペンか万年筆で書きましょう。シャーペンや黒以外の色はNGです。
表書き
封筒の表の中央でやや上寄りの場所に、「退職願」か「退職届」とだけ記入します。
会社によって退職は良い話ではないので、謙虚に字を適切な大きさで書くといいでしょう。大きく書きすぎると失礼な印象を与えてしまいます。
裏書き
裏には部署・名前をフルネームで記入します。
部署と名前は左下に二行に分けて書きます。名前は部署名より数マス分下のところに書くのがマナーです。
注意点
退職願や退職届と同じで修正液はNGです。間違えたら新しい封筒を用意して書き直すしかありません。
普通の封筒はそのままで結構ですが、シールがついている封筒は封をした方が見栄えが良いでしょう。
また、封をする場合は「〆」マークを書きましょう。
折り入れ方
書類の表を上にして、まず下から三分の一折りあげます。上の三分の一を先ほど折りあげた部分に被せるように折ります。
封筒の裏書きを上にして置いて、用紙の右上角(退職願と書いてある上)の部分が、封筒の右上部分に収まるように入れます。
退職後の転職先が未定なら
退職した直後は心身ともに疲れる状態になりやすいです。退職を機にリフレッシュしつつ、無理をしない範囲で転職の準備を進めていくと良いでしょう。
その際は、「転職の方法を知っておこう!基本的な流れと進め方」を参考にしながら、次のキャリアをお考え下さい。
ついでに、「退職届の書き方」から「新しい転職先に入社」まで始終サポートしてくれる転職エージェントもご紹介します。
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