転職の書類選考期間と結果連絡についてを徹底解説
書類選考
転職活動の際、まずは書類を提出します。その書類選考について説明したいと思います。
書類選考は、一般的に履歴書と職務経歴書が求められます。しかし企業によってはそれらが不要であったり、指定のフォーマットで提出する必要があったりします。
また、エンジニアの場合は開発に利用されるWebサービスのアカウントや、デザイナーの場合はポートフォリオなど、職種によって書類以外の提出物を求められるケースもあります。
書類選考に必要な書類は企業によって異なるため、応募の際はしっかり確認してください。
書類選考で採用者が見ているポイントはどこでしょうか。
まずは年齢です。年齢と前職の収入のバランスを自社の水準と比較します。
また転職回数や離職時のブランクがどの程度あるのか、ブランクや離職の理由は何かを見極めます。
そして職務経験を見て、転職先の業務の経験があるのか、それとも未経験なのかを見ます。
ちなみに平均的な書類選考の通過率は4~5割と言われています。しかしこれはあくまで目安です。
募集要項と経験・スキルが合っている求人に応募しているのに不合格であることも十分にありえます。
提出する前には応募書類をしっかり見直し、過不足はないか、内容が不十分でないか確認してください。
応募書類を信頼できる知人や業界や会社に精通している知人などに見てもらうことも重要です。
また転職エージェントも書類を見てくれるサービスを提供しています。
それを利用するのもありなのではないでしょうか。とにかく第三者の意見は必要でしょう。
書類選考期間
書類選考にかかる期間はどのくらいなのでしょうか。あまりに選考結果の連絡が来ないと不安になりますよね。
平均的な書類選考期間は1~2週間と言われています。
ですが企業によっては、2~3日で回答が出る場合もあれば、数週間、1ヶ月の期間を要する場合など様々です。
もし選考期間が知らされている場合は、営業日の日数で考えましょう。
土日休み完全週休2日の企業であれば、第1水曜日に書類を提出したら、第3火曜日までが選考期間となります。
ただし、やはり長引くこともあります。長引く理由としてはいくつかあげられます。
1つ目は、採用者が他の業務に追われて書類のチェックを出来ていないということです。
2つ目は、選考に時間がかかっているということです。応募数が多かったり、選考書類の種類が多かったりすると、当然選考にはある程度時間がかかってしまいます。
3つ目は、不合格だから連絡が来ないということです。残念ではありますがこれはあり得ることです。
他にも稀なケースではありますが、担当者の長期休暇とかぶってしまっているということや、合格の通知が手違いで届いていないということもあります。
しかし、結果連絡が遅くてもこちらから連絡を入れないのが得策です。
今まで述べたように、会社側はどのような理由で選考期間が延長してしまっているのかはわかりません。
ですから、こちらから「結果はどうですか?」と連絡を入れてしまうと急かしているようで、会社側からしてみればいい気持ちはしません。
結果連絡
上で述べた様に、なるべくならば会社側に問い合わせることはしないのがベターです。
しかし「あまりに書類選考期間が長いな」と感じた場合は、連絡してもいいでしょう。その際は謙虚さや礼儀正しさを忘れないことが大事です。
メールで問い合わせる場合は、件名を忘れずにつけ、誰からのメールなのかすぐに分かるようにきちんと氏名を名乗りましょう。
面接の日付や転職希望をした職種名も書くと、採用担当者も状況を把握しやすくなります。
電話で問い合わせる場合も同様です。電話で問い合わせる場合は時間帯にも気を使いましょう。
朝は多忙なことが多いです。
業種によっても繁忙時間は異なりますが、例えば営業なら、昼間に営業に行っていることも多いでしょう。
担当者の時間を割いているわけなので、「今お時間よろしいでしょうか?」と一言気遣うと印象がいいでしょう。
また、結果連絡はメールの場合もあれば電話の場合もあります。
そのためメールボックスや留守電はこまめにチェックしましょう。
また郵送での通知であることもあります。
その場合はさらに結果の連絡が遅くなるので、それもしっかり考慮に入れてください。
書類選考期間中は不安でそわそわしてしまいますよね。
しかし焦らず待ってみてください。待っている間は、他の企業に応募するのもありなのではないでしょうか。
実際に連絡が来たら
最後に実際に書類選考の結果が来た時の対処法をご紹介します。
電話での通知の場合は合格であることが多いです。
そのときは、まず選考通過のお礼を言いましょう。それに加えて入社後の意気込みなどもいえたら良いですね。
合格すると嬉しい気持ちが大きく合格通知で頭がいっぱいになってしまうでしょう。
しかし忘れてはいけないのが、今後のスケジュールの確認です。
実際に入社するのに通常1~2ヶ月かかります。
その期間で準備しなければいけないもの、初出勤の日程やその日に必要なものはしっかり確認しておきましょう。
メールの場合も同様です。メールであれば必ずその日中に返信しましょう。
万が一、返信が遅れてしまった場合は謝罪をし遅れた理由を簡単にでも述べましょう。
ちなみに不採用通知には返信する必要はありません。