知られざる薬剤師のあるあるネタ集
医者の仕事と同様、薬剤師は患者にとって不可欠な存在です。現在薬剤師の市場は売り手市場です。
ただ、「この職種に興味を持っているがどういった業界なのか良く分からない」というような声が聞きます。今回は、薬剤師を目指す学生や、今後転職しようと考える方向けに、実際の職場を経験した方の証言と共に、この業界のあるあるネタを詳しく紹介します。
薬剤師のあるあるネタを大公開
薬剤師の人だから知ってるあるあるや、同業界にいるかも知らない情報を話していきます。
ボールペンが多く溜まる
製薬会社が主催する薬についての勉強会では、ボールペンとメモ紙などの勉強グッズが必ず配れます。
今では、製薬会社も参加人数を把握してから資料や勉強グッズを準備するようにしていますが、参加者が予定より多く多くきた場合に備えて、参加者も勉強グッズ多めに持ってくることがよくあります。
ボールペンには沢山の種類があります。黒一色もあれば、赤、青、黄色の三色が一つになるボールペンもあります。
ボールペンの色のほかに、ボールペンの太さや、柔らかさ硬さをこだわって使う人も多いです。
ちなみに、3色付き且つ書き易いボールペンを薬剤師は重視しています。
よく仕事時間外でも胸ポケットに触ってしまうクセ
薬剤師が着る服には沢山のポケットがついています。これは業務を効率よく仕事出来るよう、ボールペン、定規、メモ帳などを入れやすいように工夫しています。
この白衣があるからこそポケットを見ずに必要となる文房具用品を取り出すことが出来ます。
仕事上で何度も見ずにボールペンなどを取り出していたのでその習慣がプライベートのときでも出てしまうのです。
そのため、私服のときに、何かメモを取らないといけなかったとき、つい胸元を触ってしまうのです。これは職業病と言えますね。
ハンコのインクを足す時についインクが漏れること
薬剤師の仕事をするさい、ハンコをすることが多いです。そのため、インクがすぐに切れてしまいます。
調剤薬局で働く方は決まった日時でインクを足しますが、病院で働く方は、朝礼前や夜勤に入る前にインクを補充します。この業界以外でもあると言えますが、インク足す際、インクが日常茶飯事に漏れることが有るのです。
初めてこの業界で働く新入社員は、インクを入れる量やタイミングがわからないため、良くインクを沢山垂らしていました。
インクの容器に問題があるのか、それとも、タイミング把握できていないのか、よくインク漏れをしてしまいます。
月収は世間が騒いでるほど良くはない
薬剤師の給料がいいと世間から言われています。実際のところはどうなんでしょうか。現役の薬剤師の方に聞いてみました。
大手調剤薬局の新卒初任給は20万円前後です。経営状態が低迷する病院は20万円を下回ることもあります。「最初はそうだけど、何年か我慢して、昇進すれば月収も高いでしょ」と言う方もいますが、実際の昇給は思っている以上に上がらないのです。
ドラッグストアで働く方の初任給は他の業種と比べれば良いと言われますが、それは残業する回数が多いからです。
アルバイトやパートとして薬剤師の仕事は高評価ですが、社員として働いた場合、人手不足の原因もあり、残業が多くなるのです。
営業電話が頻繁に来る
薬剤師のあるあるネタとして、外部からの営業電話が多いです。
特に不動産関連の営業電話が頻繁に来ます。1日に何度も電話がきて、新人の人が電話対応した場合、不動産の人から電話上で長々と説明されたり、強引にアポイントを取られる事があります。彼らは主に土地を買ってみませんかという内容が多いです。
不動産からの営業電話だと知った場合、ほとんどの人は話を聞かずに電話を切ってしまいますが、なかには営業の人の巧みな言葉に負けて、不動産を購入することもあります。
在庫管理の難しさ
薬剤師の仕事は科学研究者と同様の薬や液体を扱わなければいけません。そのため、沢山の医療系商品を管理しなければなりません。
経験の豊富な方なら良いですが、新人の人に薬を管理するのは簡単なことではないのです。
薬がなくなった際に薬を仕入れたり、薬の品質管理もしなければいけません。新人の人にとっては負担が大きいです。
また、なかには、仕入れにくい薬もあります。高価過ぎる薬はなかなか市場のなかで出回らない事が多いので、特定の薬をほしい患者さんがいてもすぐに提供できないこともあるのです。
これは仕方ないことでもありますが、発注する自体忘れることもあります。
いつ商品が切れるのか、いつ商品を足せばよいのかなど、そういった在庫管理をこの仕事ではしなければなりません。
先生と呼ばれがち
お医者さんは先生と呼ばれるので、その仕事に近い薬剤師も先生扱いするのが当たり前だと言えます。
薬剤師の世界では彼ら自信が先生ということを思っていないことが多いです。
患者から質問された質問の中には、どう答えればよいか分からにこともあり、先輩薬剤師に相談する事が多いのです。
そのため、先生と呼ばれることに違和感と感じる人もいるのです。
最後に
どうだったですか?薬剤師についてのあるあるネタについて触れてきましたが、あるあるの中には、白衣にポケットがたくさんあって、プライベートでも職業病のクセが治らないというような面白い面もあれば、仕事の忙しさや収入面など厳しい場面も見てきました。「ちょっとこの業界目指すのはやめようかな」と弱気な声も出てくるのはおかしくはありません。ただ、ここで挙げた収入面や働き方は現役の一個人の体験談であって、決して全ての人がそうではないのです。
人によれば高い年収を貰っている方も沢山あります。
また最近ではかかりつけ薬剤師という職業も人気です。
なので、今後薬剤師を目指す方は転職エージェントを活用して、薬剤師として自分にあう仕事を見つけることをオススメします。