ニートが社会復帰するには?就職までの道のり
一旦ニートになると社会復帰は不可能だ。といった噂を聞いたことがある人も多いと思います。
しかしニートでもきちんと段階を踏めば社会復帰は可能です。この記事ではどうやったらニートが社会復帰出来るのか、その道のりを徹底解説しました。
ニートだけどそろそろ社会復帰したい、けど方法がわからないという人も是非読んでみて下さい。
まずは生活リズムを取り戻す
まずは働かなくてもいいので普通の人の生活を取り戻しましょう。
ニート期間が長ければ長いほど生活リズムは崩れ体力もコミュニケーション能力も低下してしまっているでしょう。
なので手始めとして毎日規則正しい時間に起きてしっかり三食食事をとり、家に引きこもらず外に出てみましょう。
外に出て散歩するでも、スーパーに買い物に行くでも図書館に行くでも目的はなんでもいいです。
今まで夜更かししたり朝遅く起きるのに慣れてしまっていた人にとってはこれだけでも大変でしょうが、諦めずに少しずつ社会人の生活リズムに慣れさせていくことが重要です。
アルバイトを始めてみる
生活リズムが戻ってきたら、今度は試しにアルバイトを始めてみましょう。
ニートの多くは自己否定感から自信を失っていることが多いので、たとえバイトでもなにかひとつのことをある程度続けることができればそれが自信に繋がります。
年齢が上の人だと今更若者に混じってアルバイトなんてと躊躇してしまうかもしれませんが、今の時代4割が非正規雇用なのでアルバイトも恥ずかしいことではありません。
それに就職して正社員になれても扱いは新人と同じなので、ここでためらっているようでは社会復帰は難しいと思って勇気を出しましょう。
またアルバイトといってもいきなりフルタイムで働く必要はありません。
体力も落ち働くという事自体にも慣れていないので短期か週2~3回のアルバイトを狙って応募しましょう。
またアルバイトは人とのコミュニケーションを取らざるを得ない場でもあるため、人との関わりを断っていたニートにとっては周囲の人と協力して何かをするという経験自体も必要になってきます。よってたかがバイトと思わず社会復帰への第一歩だと思って真面目に取り組みましょう。
派遣社員で社会復帰
いきなりフルタイム勤務が難しければ派遣社員になるという手もあります。
派遣社員の多くは簡単な面接で採用が決まるためハードルも低く始めやすいです。
また仕事も単純作業が多く辞めるのも気軽なのである意味軽い気持ちで始められます。
派遣社員には期限付きの雇用もありますが、そのままフルタイム出勤に変えられる場合もあります。
フルタイム出勤にも身体が慣れてくれば、正社員への道も近づいてきます。
また、紹介予定派遣という雇用形態もあります。
これは最初は派遣社員として勤務し、一定期間が経って問題がなければ派遣先の企業と相談してよければ正社員として入社できるというものです。
就活していきなり何も分からない会社に入社するのが不安という人はこの方法を検討してみるのも一つの手です。
就活のための準備をする
ここまで来たら具体的な計画を立てる段階に進みましょう。
自分が就きたい職業にはどんなスキルが求められているのか、その上で自分は何をする必要があるのか分析し、計画を立てましょう。
今は職業訓練学校など無料または低料金で働くためのスキルを学べる公的施設もあります。
これは1~2年かけてしっかり学ぶコースもあれば6ヶ月など短期間で学べるコースもあります。
すぐに社会復帰を目指す必要はないので、自分のペースに合わせてこれらを活用してもよいでしょう。
またここに通う人たちの多くは自分と似た境遇なので、仲間がいるという安心感や一緒に頑張ろうとモチベーションの向上にもなります。
また職業訓練学校まではいかなくても必要な資格があることもあるでしょう。
その場合アルバイトを減らしてその分の時間を資格の勉強にあてるなどしてコツコツと就活の準備をしましょう。
転職エージェントに登録する
上で就活のための準備をすると書きましたが、中には自分のやりたい職業もわからない、情報がなさすぎるという人もいるでしょう。
そういった方向性がまだ定まらない人には一度転職エージェントに登録してみることをオススメします。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが一人ひとりにあったキャリアプランや就活のスケジュールを一緒に考えてくれます。
ニートだった人は普通の人に比べてそういった分野への知識も少ないので、1人でなんとかしようとせず誰かに助けを求めることも重要です。
社会復帰は一歩ずつ!
ここまでニートが社会復帰するまでの道のりを解説してきましたが、どうだったでしょうか。
とにかく大事なのは焦らず一歩ずつ進むことです。
自己否定感からはやく社会復帰しなきゃと焦る気持ちもわかりますが、なかなかそう一気に社会復帰するのは難しく、いきなりやろうとすれば精神的ダメージやストレスも大きいでしょう。
あくまで自分の人生なのだから周りからの目を気にせずゆっくり今出来ることから始めていけばいいのです。
この文章を読んで一人でも多くの人がニート脱出の道への第一歩を踏み出せることを願っています。