総合評価 | 求人の質 | ||
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コンサル | サポート体制 |
公開求人数 | 60,000件以上 | 対応地域 | 全国 |
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非公開求人 | 多数 | ターゲット層 | 薬剤師 |
強い業界 | 薬剤師 | 年収UP実績 | 多数 |
こんにちは!
薬剤師は国家試験で、安定して稼げるし、女性が働きやすい職場ということで人気のある仕事ですよね。
しかしこの薬剤師という仕事がオワコンと噂されていることをご存知ですか?
そこには幾つかの理由があるのですが…
本当にオワコンなのか。薬剤師の未来展望は?など薬剤師のこれからについて解説します。
まずは薬剤師がオワコン化している原因について解説します。
あ、オワコンとは「終わったコンテンツ」の略であり、時代遅れになったものや、時代にそぐわなくなったサービスに対して煽るようなネット用語です。
話は戻りまして、オワコン化している原因は大きく3つあると考えられます。
一つずつ解説していきます。
まず、最初の原因「人数の飽和」です。ずっと安定で人気のあった薬剤師ですが、2006年から薬学部が6年制になり、難易度が上がったために一時的に減りました。
しかし近年はまたその安定志向の熱が復活し始め、毎年毎年増え続けています。
そして2017年には過去最高の30万人を超えました。
人数増加の影響は確実にあり、実際に求人首都圏では求人が減っていて飽和状態になっています。
しかしこれは東京、神奈川等の首都圏のみの話であり、他の地方では不足しています。
そのため東京では薬剤師の給料がそこまで高くありませんが、地方では高めの設定がされています。
これが現状です。
飽和しているけど、働きたいなら、地方に行ったら良いのですね。飽和しているところもある、という結果です。
オワコン化しているという原因の二つ目が薬事法の改正です。
2013年の改正でOTCと呼ばれる大衆薬が、ネットでも買えるようになった事。2017年には第二類、三類と呼ばれる薬は薬剤師がいなくてもドラックストアで買えるようになったことの二点がオワコン化の一翼を担っていると言われています。
今までは薬剤師がいる時でしか買えなかった風邪薬やビタミン剤が、利便性を重視した結果、その規制が解除されましたのです。
そのせいで、薬剤師の社会的優位性が薄れてきたと考えられます。
薬剤師が必要とされる絶対数が減ることも表してます。
現在では第一類の医薬品のみが、薬剤師の対面販売で買える薬品となっています。
これは、患者から症状をヒアリングし、薬剤師が必要だと判断した場合にしか買うことができ無いからです。
しかし今後この規制まで解除されてしまうと薬剤師の優位性がなくなってしまいます。そのため、オワコン化はこの規制がどうなるかに大きくかかっています。最後の原因は「人工知能の発達」と言われています。
薬の調合というのは薬剤師の大きな仕事でしたがAIの発達でこの仕事が機械化されてしまうと言われています。
また薬剤服用のデータの入力等も機械化されています。医療事故を減らすためにも機械化したほうが良いという声はとても多いです。
またアメリカでは機械の導入が活発で、どんどん増えてきています。
この流れは確実に日本にもやってきます。
この事が薬剤師がオワコンと言われる原因となっています。
オワコンと呼ばれる原因について紹介してきました。
実際はどうなのでしょう。超高齢化社会になっている今、病院に対する需要は大きいと考えられます。
また薬剤師にはドラッグストアだけでなく、多くの働き口があります。病院や、在宅治療、学校や、食品会社、化粧品会社、製薬会社などがあげられます。ドラッグストアで働く人にとっては大きな事態ですが、その他で働いている人は影響が少ないと考えられます。
しかし多かれ少なかれ影響を受けることは間違いないです。
そんな事態にどう対処していくかが大切です。
例えば、個人のスキルを磨くこと。英語力をあげて、製薬会社で海外チームと働いたり、自分で独立して開業するなんてことも可能です。
それ以外の方法としては働き方を変える事があげられます。AIがルーティンワークを得意にする一方、人間はコミュケーションを取りながら、その人に合った判断をすることが得意であります。
薬剤師の世界で人間の強みを活かすには、在宅医療と言われるものが良いでしょう。
在宅医療とは、患者が病院に行かずに自宅での治療を可能にする物です。これには家族や地域、介護職、薬剤師などの連携が必要です。
コミュニケーションを密にとっていって患者に合った治療をすることはAIにはできません。
こういう職場では人間の薬剤師の優位性が保たれています。
以上の要因から、薬剤師の職場環境はどんどん悪くなっていると言えます。
オワコンは言い過ぎですが、将来的に年収が減ったり、最悪首都圏は働き口がないということもありえます。
そのために自分自身のスキルを身につけたり、在宅医療などのAIが入ってこられないような働き方をすることが今後求められてくるかもしれません。他には、薬剤師が不足しているという地方で働くのもありですね。
薬剤師の未来はそう明るくないかもしれません。最後までお付き合いいただきありがとうございました。