株式会社マルション・アンサンブル 代表取締役
人材開発・事業コンサルタント/行政書士
(キャリアコンサルタント国家資格保有)
●働く方に対し、キャリアコンサルティングを行い、課題解決などによる働く意欲の向上を支援。
●企業に対し、組織開発や人材開発を提案し働く方が良好なパフォーマンスを発揮できる職場作りに協力。企業に適した効果的な研修の企画立案と講師も担う。補助金・助成金活用など一貫したアドバイスで「従業員と企業を丸ごと」支援
株式会社マルション・アンサンブル
中小企業から大企業への転職は難しい?成功のヒケツ5つも徹底解説!
「中小企業から大企業への転職は…難しいの?」
「経験を積めば大企業に転職できる?」
大企業には転職したくても、難しいと感じてなかなか前に進めない方もいますよね。
結論を言うと大企業への転職は難しいです。うまく立ち回らないと転職できません。
しかしご安心ください。大企業への転職を成功させるための情報をこの記事ではお教えします。
目からウロコの情報もありますので最後までお読みください!
<この記事でわかること>
- 中小企業から大企業への転職が難しい理由3つ
- 大企業への転職が向いている人
- 中小企業から大企業への転職を成功させるには?
- 大企業への転職でおすすめの転職エージェント3選!
- 大企業への転職の最新動向
結論、中小企業から大企業への転職は難しい!
もちろん100%不可能とまでは言いませんが、大変厳しいんです。
中小企業から大企業への転職が難しい理由3つ
中小企業から大企業への転職が難しい具体的な理由は以下の3つです。
- 応募が殺到して書類選考で落とされやすい
- 大企業出身の人材が良く見られやすい
- 大企業出身者のほうが仕事をスムーズに進めやすい
①応募が殺到して書類選考で落とされやすい
大企業・大手企業となれば知名度が高く、応募の殺到が予測されます。
となれば倍率が格段に高いことは確実です。つまり書類選考の段階からかなり絞りこまれるんです。
大企業側で求めている人材でなければ、スタート地点に立つことさえありません。
特定のスキルが無かったり、中途半端なキャリアを歩んでいると高確率で落とされるでしょう。
②大企業出身の人材が良く見られやすい
大企業に応募してくる人は、中小企業出身だけではありません。大企業から大企業へ応募する人だっています。
大企業出身となれば高い倍率を勝ち抜いてきた人なわけですから、質の高い人だと信頼を得やすいです。
大企業も優秀な人材を欲するわけですし、無理もない話です。
③大企業出身者のほうが仕事をスムーズに進めやすい
企業形態が違えば、仕事の要領や空気感や進め方も全然違います。
大企業なら同じ大企業出身者に仕事を教えたほうがスムーズですし、職場にもなじみやすいでしょう。
職場のコミュニケーションは言わずもがな重要ですから、その点も重視されます。
大企業への転職が向いている人はどんな人?
ここでは大企業への転職に、どんな人が向いているのかを解説します。
具体的には次の6パターンです。
- 大卒で1社のなかで3年以上の勤務した人
- 自由かつリスクのある環境では働きたい人
- 特定分野に精通した知識を持っている人
- 社内外で大きな人脈を作りたい人
- 仕事の裁量権へのこだわりがない人
- ジョブローテーションに抵抗が無い人
①大卒で1社のなかで3年以上の勤務した人
大企業の選考にあたって、大学を出てから1社で3年以上勤務したかどうかは、大きな判断基準になります。
「転職してもウチ長く働いてくれるのか」「長期間雇用する価値があるか」などを考えるため、ある程度勤務できることが担保されていたほうがいいですよね。
②自由かつリスクのある環境では働きたい人
実は今、大企業でもベンチャー志向の人材が求められているんです。
大手企業も競合に勝って生き残りをかけています。社内にたくさんいる安定志向の人材はもう不要で、中途の場合は結果を出せる人材が必要なんです。
この考え方がミスマッチを起こし、結果転職が失敗に終わることもあります。
意外かもしれませんが、「自分は安定志向だ」という方は、少し考えないといけませんね。
③特定分野に精通した知識を持っている人
中途採用となると専門知識のあるスペシャリストが求められます。
反対に広く浅い知識を持つ人は優遇されにくいです。総合職ならば新卒社員で事足りています。
ただスペシャリスト間でも倍率が高く、ライバルは多いものです。
最近であればデータサイエンティスト、エンジニア、国際法務だったりと尖ったスキルがあると有利な傾向にありますね。
④社内外で大きな人脈を作りたい人
中小企業と比べると、大企業の場合は多くの人と関わりやすいです。
部署の垣根を越えて仕事をすることもあり、人手の多い大手ならではのメリットです。
⑤仕事の裁量権へのこだわりがない人
中小企業は人が少ない分、従業員一人当たりの仕事量は多いです。
対して大手の場合は裁量権が小さくなりがちで、「意外とやりがいがなかった」と思う方も多いです。
この裁量権にこだわりが無ければ、大手で働いても苦ではないでしょう。
ただ大手の場合は大プロジェクトに関わるケースもあり、完全に裁量権がないとはいえません。
⑥ジョブローテーションに抵抗が無い人
大企業ではジョブローテーションという働き方があります。
ジョブローテーションは3~5年程度のスパンで、職場異動、職種変更をすることで、従業員の能力開発を目的に実施されます。
適材適所の人事配置とはいえ当の本人は望まない仕事をして、最悪の場合退職にも繋がりかねません。
「仕事内容が変化しても大丈夫」なんて方は大企業への転職に向いていますね。
中小企業から大企業への転職成功ポイント5つ!
ここでは中小企業から大企業への転職を成功させるためのポイントを5つに絞って解説していきます。
具体的には次の5つです。
- 大企業で求める人材を押さえる
- 将来性のある企業にエントリーする
- 専門知識・スキルを身につける
- 現職でマネジメント経験を積む
- 転職エージェントを使う
①大企業で求める人材を押さえる
大企業側でどんな人材が必要か、まず押さえないことには始まりません。
どんな人材が欲しいのかを把握したら、転職に向けて何を始めるべきか、どんなスキルをつけるといいのかを考えましょう。
ちなみに転職サービスdodaでの中途採用実態調査によると、一番求められているのは「積極性」との回答でした。
(引用元ページ:doda-企業が求める人物像は?)
世界的に後れを取り経済縮小の一途をたどる今、どんなことができるか積極的かつ主体的に行動できる人材が求められていますね。
なお2番目に「柔軟性」、3番目に「外向性」との結果でした。
IT化や他分野へのビジネスを広げていく以上、柔軟な考えをもってアンテナを張れる人材にニーズがあります。
②将来性のある企業にエントリーする
これから衰退する分野にエントリーしても、将来的に損をするのはあなたです。
やっとの思いで大企業に転職したのに、業績が悪化するようではまた転職しないといけません。
AIに負ける単純作業ばかりの業界、最近だとコロナやその他ウイルスなどで一気に衰退する業界は避けたいところ。
建設業界や観光業界はこれから伸びるとされていましたが、コロナのせいで世紀の大打撃を受けました。
複合的な視点を持って、真に将来性のある企業へエントリーしましょう!
③専門知識・スキルを身につける
大企業は何もスキルが無い人を、適当に雇おうとは思わないですよね。
一人でも多く専門性に長けた人材が欲しいことは間違いありません。
専門知識・スキルのある人は中小企業出身でもよく見られ、企業が必要とすると判断すれば転職できるチャンスです。
ただあくまで「企業が必要とする専門知識・スキル」を持っているかどうかなため、むやみに適当な資格を取るようでは時間のムダですよね。
④現職でマネジメント経験を積む
もし今のお仕事でマネジメントを積めるのであれば、できるだけ積んでおくのもオススメします。
特に若いうちにマネジメント経験を積めれば、転職のライバルに差をつけられます。
中小企業は若いうちから裁量権の高い仕事ができ、大企業とは違った強みがあるわけです。
その強みを活かして、マネジメントスキルを磨いてみてくださいね。
⑤転職エージェントを使う
「一人で仕事を探して転職したい」と思うかもしれませんが、あまり効率的とはいえません。
日本には優良な転職エージェントがいくつもあるため、遠慮なく使ったほうがスピーディかつ確実です。
転職エージェントは「転職のプロ」ですし、何年もの間多くの転職希望者の転職をフォローしています。
面接本番前には模擬面接を実施してくれますし。履歴書・職務経歴書の添削までやってくれるんです。
次章でおすすめの転職エージェントを3つ紹介します。気に入ったものがあれば、ぜひ使ってみてくださいね!
大企業への転職でおすすめの転職エージェント選!
最後に大企業への転職で有効な、おすすめの転職エージェントを厳選して3つご紹介します。
どれも大企業の求人数が多く、求人を比べて転職できる点が魅力です。
サービス名 | 求人数 | 特長 |
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リクルートエージェント | 公開:約100,000件 非公開:約100,000件 |
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ビズリーチ | 公開:約110,000件 非公開:約23,000件 |
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パソナキャリア | 公開:約27,000件 非公開:約100,000件 |
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①リクルートエージェント
<リクルートエージェントのおすすめポイント>
- 約200,000件以上の求人から検索できる!
- 大手企業の求人も多数掲載!
- メール対応が早い!
運営会社 | 株式会社リクルート |
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求人数 | 公開:約100,000件 非公開:約100,000件 |
募集職種 | 営業・販売、カスタマーサービス、企画・マーケティング・運営、管理・事務、物流・購買・貿易・店舗開発、コンサルタント、金融専門職、不動産専門職、クリエイティブ、SE・ITエンジニア、エンジニア(設計・生産技術・品質管理)、建築・土木・設備、医療・医薬・化粧品など |
掲載地域 | 全国47都道府県 |
リクルートエージェントの強みは、なんといっても約200,000件の圧倒的な求人数の多さ。
約14,000件の大手企業求人があるため、よく比べてから転職できるのも嬉しいポイントですね。
またメール対応にも定評があり、迅速に対応してくれると好評です。
転職支援実績No.1の実績もあるため、転職エージェント迷ったらまずはリクルートエージェントを使ってみてくださいね。
『リクルートエージェント』の求人特徴・サービス評判まとめ▶▶▶
②ビズリーチ
<ビズリーチのおすすめポイント>
- ハイクラス求人に強い!
- 求人の3分の1以上が年収1,000万以上!
- スカウトでの転職成功者が8割以上!
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
求人数 | 公開:約110,000件 非公開:約23,000件 |
募集職種 | 経営、管理、人事、営業、コンサルタント、IT技術職、マーケティング、プロジェクト管理、機械、専門職など |
掲載地域 | 全国47都道府県 |
ビズリーチは管理職・経営職などハイクラス求人に強く、思いもよらないポジションで働けると好評。
年収1,000万円以上の案件が30%以上を占めるため、中小企業からの転職なら高確率で収入が上がりますね。
またスカウトで転職すると、自身のどこに惹かれてスカウトされたのかもわかるため、自身の市場価値を測ることもできます。
とにかく待遇を改善したいなら、ビズリーチもおすすめです!
ビズリーチが評判悪いって本当!?利用メリット・デメリットも紹介!▶▶▶
③パソナキャリア
<パソナキャリアのおすすめポイント>
- 2020年顧客満足度総合第1位を獲得!
- マンツーマンの書類添削あり!
- IT・エンジニア職に強い!
運営会社 | 株式会社パソナ |
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求人数 | 公開:約27,000件 非公開:約100,000件 |
募集職種 | 営業、管理・事務、IT・Webエンジニア、技術職(電気・電子・機械・化学)、クリエイティブ、マーケティング・企画、コンサルタント・士業、販売員・サービススタッフ、研究・開発、専門職(Web・IT・ゲーム)、専門職(金融)、専門職(不動産・建設) |
掲載地域 | 全国47都道府県 |
パソナキャリアはニーズの強い職種に強く、特にエンジニア・ITの求人を多数掲載しています。
また顧客満足度第1位を獲得した実績があり、利用者から多くの支持を得ているのもポイント。
マンツーマンでの書類添削、退職交渉、面接対策など就業まで多くのサポートをしてくれます。
手厚いフォローのもとで大企業への転職したいなら、パソナキャリアもおすすめです。
まとめ〜転職エージェントを使って大企業へ転職!〜
今回は中小企業から大企業へ転職するのが難しいかどうか、転職を成功させるためにできることは何かを中心に解説しました。
最後にご紹介したエージェントをうまく活用し、ベストな転職を実現させてくださいね。
また昨今のコロナ事情で、大企業への転職難易度は加速的に上がりました。
生き残るためにも、まず「今何ができるか」を考えないといけませんね!