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元公務員が初めての転職で失敗して気づいた、転職を成功させる秘訣

🕒 2020/09/24
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元公務員が初めての転職で失敗して気づいた、転職を成功させる秘訣

初めての転職は、人生で1度しかない大きな決断の機会です。

新卒で入った会社を辞め、中途採用として会社を探し、自分で履歴書をまとめて面接を受ける。
自分の意思で転職する分、自由度も高く、好きなように働く会社を選ぶことができます。

一方で、初めての転職は自分が思っている以上にわかっていないことが多く、失敗してしまうことも珍しくありません。

そこで今回は、公務員だった私が初めての転職で失敗してしまった経験をもとに、「初めての転職を失敗させないために気を付けるべきこと」をまとめました。

  • これから初めての転職を考えているが、できるだけ失敗したくない
  • 初めての転職をするときに気を付けるべきことを教えてほしい

このような方の参考になればと思います。

この記事を書いたライター
氷犬様
氷犬(ひょうけん)

都内のWebマーケティング会社に勤めるWebマーケターです。税務署⇒Web制作会社⇒Webマーケティング会社、という経歴を持っています。SEO・Webマーケティング・20代の働き方など、自分の体験をもとにした記事を書いています。最近、20代向けの転職相談のサービスを始めました。
運営ブログ:氷犬の犬小屋Works

※本ページにはPRが含まれます。

初めての転職と、失敗してしまった時の体験談

まずはじめに、この記事を書いている私の経歴をお話しします。

  • 高卒で就職し、公務員として5年間勤務する
  • 田舎に転勤したことを機に、公務員を辞めて働くことを決意
  • フリーランスを目指すも挫折し、今はIT系の企業でマーケティングの仕事をしている

流れとしては、公務員→Web制作会社→マーケティング会社となります。

今でこそ充実した環境で仕事ができていますが、初めての転職は大失敗に終わりました。公務員を辞めて意気揚々と転職したのに、「転職したのは失敗だったか…」と後悔してしまったのです。

2回目の転職は何とか成功させることができましたが、初めての転職に失敗してしまったというショックは思った以上に大きいものでした。

今回はそんな私の転職失敗談とその時の心情を時系列でまとめましたので、ぜひ転職される際の参考にしてみてください。

公務員が初めての転職を決意したきっかけ

高卒で公務員として働いていた私でしたが、もともと公務員になりたくてなったわけではありませんでした。

大学に行こうとするも家庭の経済的な事情で進学できず、消去法で致し方なく公務員となったのです。

ただ、実際公務員になってみると、公務員の仕事は給料も悪くないし、職場環境もブラックというほどではありませんでした。

しかし、公務員として働く上では、大きなデメリットがありました。それは転勤という制度です。

私は国家公務員だったので、3~4年に1度、引っ越しを伴う転勤がありました。

都会に住んでいるうちはまだいいのですが、田舎で働かなければならないこともあります。
公務員は自分の意思で働く場所を選べないため、「転勤せよ」と言われたら、転勤せざるを得なくなってしまうのです。

私は公務員4年目の夏に田舎へ転勤となったのですが、転勤の次の日には「フリーランスになろう」と決めていたぐらい転勤は辛いものでした。20代という貴重な時間を、何の刺激もない田舎で過ごすのは本当にもったいないことです。

公務員は安定していると言われますが、安定を引き換えに犠牲にしているものも数多くあります。

また、公務員という仕事は直接誰かの役に立っているという実感が持ちにくく、仕事へのモチベーションが保ちにくいというデメリットもあります。

一生のうち、少なくない時間を仕事に費やすわけですから、どうせならモチベーションを保ちやすい仕事にした方が、充実した人生を送ることができます。

転勤で働く場所の選べなかったり、仕事のモチベーションが保ちにくかったりと、公務員は思った以上に自分の人生に合わない仕事だったので、辞めることを決意しました。

転職するための準備期間でスキルを身につける

公務員を辞めるとはいっても、急に辞めて雇ってくれるところはまずありません。

なぜなら、公務員は特にスキルの身につかない仕事であり、労働環境も民間企業と比べて特殊だからです。

そこでまず私は、プログラミングを学ぶことにしました。
「プログラミングは身に付けておいて損はないだろうし、場所を選ばずできる仕事だろう」と考えたからです。

プログラミングの中でもWebサイトを作る仕事、いわゆるWeb制作はフリーランスにもなりやすく、ハードルが低い印象を受けたので、まずはWeb制作を仕事にすることにしました。

また、当時は趣味でブログを運営したこともあり、ブログと相性の良いWebマーケティングの基礎もあわせて学んでいました。

プログラミングとWebマーケティング、たまたま両方を学んでいたわけですが、後の選択肢を増やすという意味ではいろいろと学んでいて良かったなと感じています。

そして、有給の消化期間もあわせて半年ほどプログラミングを学び、ある程度スキルが身に付いてきたので、仕事を探すことにしました。

「仕事を探すなら東京だろう」ということで、長年住んでいた北海道を離れ、東京に引っ越すことにしたのです。

転職活動に手を抜いた結果、失敗を経験する

プログラミングを学び、公務員を辞めて東京に来た私ですが、当時はそこまで貯金もなかったので、「急にフリーランスになるのはリスクがある」と感じていました。

そこでWebサイトを作る「Web制作会社」に転職することにしたのですが、その時に大きな失敗をしてしまったのです。

初めての転職における失敗とは、大きく分けて2つです。

  1. 企業分析を行わず、その場の雰囲気で求人に応募してしまった
  2. 転職した後のプランを考えずに転職を決めてしまった

この2つの理由から、初めての転職が結果として「時間を無駄にする転職」となってしまいました。

①企業分析を行わず、その場の雰囲気で求人に応募してしまった

転職活動は新卒の時とは違い、自分のペースで転職活動を進めることができます。また、新卒の時より社会経験もある分、何となく有利に転職が進められるだろうと思ってしまいがちです。

しかし、第二新卒程度では社会人として大したスキルがあるとはいえず、ほぼ新卒と同じです。

新卒並みのスキルや経験しかないのに、中途採用をするのは、企業にとってリスクがあります。

一方で、求職者には謎の自信があるので、そこで企業の考えとのミスマッチが生じます。

そのミスマッチを防ぐためには、求職者が企業のことをよく調べてその差分を埋めていく必要があるわけですが、私は雰囲気で求人を選んで応募してしまったのです。

結果、まともな企業からは当然相手にされず、微妙な企業にだけ書類が通ってしまいました。
後から振り返ると、求人を選んだ転職失敗のルートを辿ってしまっていたのです。

②転職した後のプランを考えずに転職を決めてしまった

転職活動は、転職できた時がゴールだと思ってしまいがちです。

しかし、転職活動はあくまでも通過点に過ぎず、「転職した後に自分がどのような仕事をするのか」「その後のキャリアは開けるか」といった視点が大事になってきます。

転職自体をゴールにしてしまうと、資産となるスキルや経験が身につかない職場に転職してしまうリスクがあり、むしろ転職がマイナスの結果を呼んでしまうことすらあるのです。

私はその場の雰囲気で転職を決めてしまったため、結果として満足いかない転職になってしまい、半年という短期でその会社を辞めることになりました。

初めての転職面接で知っておくべきこと

初めての転職面接で知っておくべきこと

ここまでご説明したとおり、初めての転職に失敗してしまった私ですが、転職の失敗を防ぐためのポイントは「面接」と「企業選び」にあると考えています。

そこで、まずは「面接時の失敗」から解説していきます。

自分の思っている以上に企業分析が必要

面接とは、仕事を探している自分と人材を探している企業のマッチングの場です。

自分が何としてでも入社したいと考えていても、企業に「この人が欲しい!」と思われなければ、絶対に内定は出ません。

企業が欲しいと思う人の特徴は、「自社のことをよくわかっていて、役に立ちそうな人」です。

役に立つかどうかは一朝一夕でどうにかなるものではありませんが、「企業のことをよく理解すること」は意識すればすぐにできることです。

その企業のホームページを読んだり、求人票に書かれていることの背景を想像したり、企業が「自分にどういう働きぶりを求めているのか」をなるべくリアルに想像できるようにしましょう。

企業が求める人物像を把握した上で、その人物がまさに自分であることを証明できるなら、面接は100%通るといっても過言ではありません。

抽象的な質問にも、その場で答えられるようにする

転職の面接では、具体的な質問が飛んでくると思いきや、意外と抽象的な質問をされることがあります。

  • これまでの人生で最も頑張ったこと
  • 仕事をする上で大事にしていること
  • 過去にあった最も大きな失敗

20年、30年社会人をやっているならまだしも、精々数年程度の社会人経験ではなかなか答えにくい質問です。

しかし、経営者に近ければ近い役職の方ほど、抽象的な質問を好んでする傾向にあります。

なぜなら、抽象的な質問ほど答えが出しにくく、その場の雰囲気でしっかりした回答ができないためです。
言い換えると、「普段からどれだけ抽象的なことに向き合って、自分なりの答えを持っているかを確かめている」ということです。

明確なコツというものはありませんが、抽象的な質問にもさっと答えられるよう、普段から「自分は何を大事にしているのか」という価値観の部分をよく考えておくようにしましょう。

その価値観の部分が答えにそのまま表れるのです。

初めての転職を失敗させない企業選びの3つのポイント

面接に通ることも大事ですが、それと同じくらい微妙な求人を選ばないことも大事です。

そもそも自分にとって良い会社にだけ応募できるなら、失敗する確率は限りなく下げられます。

ここでは求人を選ぶ際の3つのポイントを解説します。

①自分自身が成長できるか

まず1つ目は、「その企業で働くことが自分の成長に繋がるか」という点です。

1度就職すると、少なくとも1日8時間は仕事をするわけです。1日の3分の1を使うのであれば、その時間がなるべく自分の成長に繋がる方が良いでしょう。

しかし、初めて転職をする際は、なるべく辛くない仕事や、前の仕事より楽な仕事を選んでしまいがちです。

特に求人票は少し難しく書かれていることから、そこまで難しくない仕事でも「これは自分には合わない仕事だ」と弾いてしまうことがあります。

普段の仕事の中で成長できるなら、それほど良いことはありません。
求人に応募する際は、「この企業での仕事を通じて、自分は成長できるだろうか」という観点から選ぶことをおすすめします。

②企業の方針に納得しながら働けるか

2つ目は、「その企業での仕事に納得しながら働けるか」という点です。

世の中には、多くの仕事がありますが、すべての仕事が自分の考え方と合うわけではありません。

例えば、私の場合は、公務員という仕事が自分の性格とまったく合いませんでした。
人によっては、「公務員の仕事が自分に合っている」と感じるかもしれませんが、5年働いても辞めようと思えるくらいには合っていない仕事だったのです。

この「合っていない」の基準は人によって違いますが、「企業の目指すところ」と「自分が目指すところ」が一致していることが重要です。

もし、企業の方針に納得できない場合、遅かれ早かれ辞めることになってしまいます。
自分が納得できないまま働くと、仕事のパフォーマンスも上がりませんので、「その企業がしようとしていることが自分の心情と合うかどうか」を気にして求人は選びましょう。

③業界の中でのコネクションができるか

仕事を通じて、将来の役に立つ人とのコネクションを作ることも大事です。

コネというと響きが微妙ですが、業界内での繋がりがあると、いざ自分が困った時の助けになったり、あるいは別の誰かを助けたりすることができます。

仕事は一人で進めるものではなく、誰かと協力しながら、あるいは支え合いながら進めていくものです。
もし、業界内での繋がりが作れない企業に入ってしまうと、すべてを自分やその企業の中だけで何とかしなければならなくなってしまいます。

また、人との繋がりがあれば、将来の選択肢が確実に増えます。
自分が独立したいと思った時のパートナーとなったり、他の会社に転職した時の相談先となったりするため、可能な限り、人との輪を広げられるような企業に入りましょう。

まとめ:転職は事前の情報収集と準備が大事

ここまで私が転職した時の経験をもとに、「初めての転職の失敗を防ぐために必要なこと」を書いてきました。

最後に大事なポイントをまとめます。

  • 何となくで転職先を決めると失敗しやすい
  • 企業との面接で落とされないためには、事前の情報収集と自己分析が大事になる
  • 自分のキャリアを考えた上で、プラスの方向に進めるような転職先を選ぶ

面接の準備はすぐにできること、キャリアは長期的に考えるべきことです。

初めての転職をする際には、転職して3か月後の自分と3年後の自分、両方の姿を思い浮かべながら転職活動を進めてみてください。

あなたの初めての転職がより良いものになるよう、応援しています。氷犬でした。

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