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同業種なのか異業種なのかで転職の難易度を考えてみよう

🕒 2019/06/11
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同業種なのか異業種なのかで転職の難易度を考えてみよう

転職の難易度は、年齢、職歴、学歴、スキルなどに左右されるほか、同じ業界や職種かどうかによって雲泥の差があると言っても過言ではありません。

同じ業界や職種で転職する人がいれば、今までと異なる世界にチャレンジする人もいますね。異業種転職は難しいという定説があるように、これから転職したい業界や職種によって、ケースバイケースで対策していく必要があります。

基本的に下記の4種類があります。

  • 同業界・同職種
  • 異業界・同職種
  • 同業種・異業種
  • 異業界・異職種

一般的に1~4の順に転職のハードルが高くなります。すでに気づいていると思いますが、異業界よりも異職種のほうが難しいです。

ここからは、この4種類の転職パターンはそれぞれの具体的なイメージと転職のポイントをご説明していきます。

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同業界・同職種への転職

業界だけでなく、職種も今までと同じですから、業界の背景知識や基本的な仕事内容をすでに知っているはずですので、今までの経験を活かせる転職の最高峰です。

即戦力を求める中途採用において、このパターンの転職者は一番有利だと言えます。

  • 製造業-営業(電気)→製造業-営業(機械)
  • この場合は同業界・同職種の転職となります。テレビのような電気製品から、自動車のような機械製品へ、というように取り扱う商品は変わりますが、製造業という原料や中間材料を仕入れて、加工・製造をして最終的に消費者である法人や個人に売るビジネスモデルは同じです。

    作っているものが違えど、ものを売る人に求めるスキルや資質は大して変わらないので、今までの営業活動で培ってきたコミュニケーション能力、商品知識力、プレゼン力、マーケティング理論などをフルに活用できる場合もあります。

    転職のポイント

    同業界・同職種は一番転職しやすいパターンとはいえ、同じ状況にあるライバルと差をつけるため、実績が何よりも有力な武器となります。つまりあなたが「入社したら何ができる人なのか」を見られます。

    過去に関わってきたプロジェクトをわかりやすく説明すると同時に、具体的な数字を用いて実績を示す必要があります。

    また、業界や職種が同じなので、また同じ理由で辞めてしまうのではないかと疑われやすいパターンでもあります。転職理由や志望動機をできるだけ明確にし、面接者の不安を払拭しましょう。

    基本的に職歴が長ければそれ相応の実績が求められるので、実績が乏しい場合はかなり不利だと言えます。

    異業界・同職種への転職

    業界は今までと違うのですが、過去の経験で培われてきた経験が思わぬところで効果を発揮することがあります。

    前職の経験を上手く次の仕事に繋げていけたら、採用される確率が上がるパターンです。

  • 小売業-経理→金融業-経理
  • 製造業-IT関連技術職→ソフトウェア業-IT関連技術職
  • 営業、事務などどの会社でも存在する職種や、IT関連技術職のように技術が他業界で通用しやすいケースは、業界を飛び越えて転職することが多いです。

    逆に業界をまたがって転職しにくい職種もありますが、可能性を広げるという意味でも他の業界も視野に入れて検討してみてください。

    転職のポイント

    同業界の経験しか持っていない人が多く、考え方が固まっていると危惧している企業は、多様性を求めて新しい視点や意見を持つ可能性が高い異業界出身者を求める傾向が強いです。

    実績を数字で示す必要がある上、異業界に転職する理由も志望動機と一緒に明確にしたほうがいいでしょう。どうしてこの業界なのかと聞かれたとき、ただ「興味があるから」だけでなく、説得力のある理由が欲しいですね。

    また、傾向として異業界出身者のほうが異業界という壁を乗り越えるために、自発的に学ぶことが多いので、入社後にたくさん勉強したいという意欲も示すと効果的です。

    異業界へ転職することを決めた方は、こちらのページで異業種転職の始め方やノウハウを解説していますので、ぜひ一度目を通していただければ幸いです。

    2017.08.08
    現在の仕事で働いてみたが、思っていたのと違う!前からやってみたい業種にチャレンジしたいと思かたも多いと思うます。異業種に転職する際に注意しておきたいことを説明していきます。

    同業界・異職種への転職

    同じ業界ですが、職種が違うというパターンは、転職のハードルが比較的に高いと認識しておいたほうがいいでしょう。

  • 化学メーカー-営業→化学メーカー-技術
  • 上記のケースを想像してみてください。あなたがある化学素材のメーカーで営業職として働いていたとします。ある日突然「明日から技術部に移ろう」と言われたら、どんな気持ちでしょう。営業から技術職へ異動することはめったにありませんし、逆に技術から営業という場合でも相当難しいでしょう。

    若干極端な例かもしれませんが、職種をまたがる転職は決して簡単ではありません。

    転職のポイント

    中途採用が求める人材は往々にして即戦力であり、育成が必要な人材ではありません。そのため、いくら本人に新しい職種にチャレンジしたい気持ちがあっても、企業が求める人物像とマッチしない可能性もあります。

    異職種の転職を成功させるには、前と今の職種に共通する部分を上手く見出してアピールしなければなりません。また、同職種からの転職者との競争で優位に立つには、同業界の知識を活かして新しい職種でも結果を出せる可能性を見せるのが肝心です。

    難易度が高い職種もありますが、可能性はなくもありません。希望する職種と業界が決まったら、しっかりとキャリアの棚卸しと企業研究を行い、慎重に進みましょう。

    異業界・異職種への転職

    このパターンは「キャリアのリセット」という色彩が強い転職だといえます。4種類の中で最も困難であると容易に想像できます。成功できるかどうかは希望する業界・職種や年齢、実績が大きく左右します。

    若ければまだ出直せるかもしれませんが、異業界・異職種の上、年齢も重ねている場合は、非常に厳しいと認識すべきです。

  • IT業界-SE→自動車業界-経理
  • このようにキャリアを一から再開するわけですから、今後はどんなキャリアを積んでいきたいのかという考えが明確に頭の中にあるかどうがが非常に大事。そして業界・職種を変えても仕事できる根拠はずばり実績です。

    異業種・異職種の転職を成功したければ、学習能力の高さ、環境に適応する力の高さを証明することが第一歩となります。

    難易度はあくまで目安

    職種や業界を基準に分類すると、転職には4つのパターンが存在します。最後にまとめておきます。

    1. 同業界・同職種:難易度が低い
    2. 同業界・異職種:難易度がやや低い
    3. 異業界・同職種:難易度がやや高い
    4. 異業界・異職種:難易度が高い

    ここでいう難易度の意味は、「難易度が低いパターンから選んで転職しよう」というのではなく、「あなたが希望する転職はどの程度の難易度であり、それを成功させるためのポイントは何か」を把握するために知っていただきたいです。p>

    あなたの転職が成功するよう、陰ながら応援しています。

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