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現役社員が転職エージェントの取り分やノルマなどの裏事情を語る

🕒 2018/09/11
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現役社員が転職エージェントの取り分やノルマなどの裏事情を語る

転職活動で転職エージェントを利用する人は増えてきています。転職エージェントを利用する人の中で、以下のような疑問をお持ちになった方はいらっしゃいませんか?

「エージェントってノルマ達成のために動いているのかな・・・」

「転職支援をして得られる取り分ってどのくらいだろう・・・」

といった疑問です。

もちろん、「無料で転職支援をしてくれるなんて怪しい」と思ってしまう方もいらっしゃいますよね。

さらに、人材紹介の業界ではブラック企業が多い、という噂を聞いたこともあるかもしれませんね。

今回、私は転職エージェントで働く現役社員として、求職者の皆さんの悩みを解決すべく、エージェント側の実態に迫りたいと思います。

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転職エージェントのノルマとは?

人材紹介会社ですから、経営を成り立たせるためには、ノルマがつきものです。しかし、企業によって目標設定値が違うので、転職希望者の方に直接影響する場合とそうでない場合があります。

では、いったいどのような種類のノルマがあるのでしょうか。

上記にも述べましたように、ノルマは企業ごとに異なります。たとえば、紹介手数料(登録者が転職後、転職先会社が職エージェントに支払う手数料)や決定人数(転職者の内定数または転職成功の実績)、企業への応募数、面接の通過率の高さなどがあります。

次に、転職エージェントのノルマの代表例の2つ、紹介手数料決定人数をご紹介いたします。

『紹介手数料』ってなに?

それでは、人材紹介会社でよく採用される紹介手数料をベースにしたノルマについてご紹介いたします。

先ほども軽くご説明いたしましたが、紹介手数料は転職エージェントにとって非常に重要で、その企業の売上に直接反映されます。

転職エージェントの登録者がエージェントを通して転職を成功させた(企業から内定を得た)場合、登録者の転職先企業から報酬として紹介手数料を受け取ることができます。

人材紹介会社としてもちろん売上をできるだけ伸ばしたいもので、エージェントもできるだけ年収の高い企業を紹介しようとしています。年収の高い企業に転職してもらえれば紹介手数料も上がり、転職エージェントにとっては嬉しいことです。

そのため、希望年収が高い登録者を優先して対応されることが多いです。もちろんエージェントにもよって違う場合もあるかもしれませんが、ボランティアではありませんので、ほとんどの場合はそうでしょう。

つまり、年収が高い企業に転職をしたいと考えている人には、案件が頻繁に紹介され、逆に言えば、そうでない求職者にあまり案件の紹介は回ってこないということになります。

『決定人数』ってなに?

言葉通り、何人の転職者を成功に導いたかで評価されます。

売り上げではなく、実際に転職を成功させた登録者は何人いるかを重視するノルマです。

そのため、登録者の希望を問わず、否が応でも転職をさせようとする転職エージェントも少なくありませんが、上記にご紹介いたした紹介手数料をベースとしたノルマのような、希望年収が低い人が後回しされるということはないのでご心配無用です。

しかしその一方、転職者が内定をもらえばミッションコンプリートですので、年収の交渉は積極的にしてくれません。

そういう場合は焦ってすぐ転職するよりも、他の転職エージェントに登録をしてみるか、担当者を変えてみることをおすすめします。

転職エージェントの『取り分』は果たしていくら?

転職エージェントは、転職者として登録をした人材が企業の選考を通過し内定を得たときに、または入社手続きが完了した際に、人材を紹介報酬として取り分を手に入れることができます。

「取り分」は企業によって違いますが、相場としては、約転職者の給料3か月分でかなり高いです。取り分を得るにはノルマを達成しなければならないので、登録者の転職を成功させるために、書類の書き方や添削、面接の練習などの転職支援サービスが充実しています。

転職エージェントを利用する際によくあることと注意点

転職サイトに登録し、コンサルタントに自分の希望を伝え、面談を済ませても、希望に沿った企業よりも、受かる確率の高い企業を紹介することが多いです。

つまり、確実に面接を通過させ、面接通過率を上げてノルマを達成しようということです。

キャリアコンサルタント自身の売り上げを上げるためにも、受かる確率の低い企業に割く対策の時間を充てるより、転職者に受かる企業に手っ取り早く内定を取らせた方が実績が上がります。

転職者が内定を得ることで成果報酬が発生する仕組みになっている人材紹介会社も多数ありますので、とりあえず大量の案件が紹介され、エントリーすることを促されます。

転職者にとっては求人が多く紹介されれば人生の選択肢も増える、と喜ぶ人が多いですが、しっかりと考えて自分に合った職業に就くことが大切です。

早く内定を得ることがゴールではないので、じっくり考えてから決めましょう。

転職を多くこなし、内定を得ることは転職エージェントにとっては利益になりますが、あなたにとってはキャリアが傷つくだけなので気を付けてください。

まとめ

いかがでしたか。

エージェントによっては自分たちの目標をなんとしてでも達成しようという野心溢れるところもあるので、登録してみて違和感を感じたら距離を取ってみることが大事です。

それによってご自身に合ったものを探すきっかけになる事もあります。

良い転職活動になることを祈っています。

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