薬剤師って労働時間どのくらい?
皆さんは薬剤師になりたいと思ったことはありますか?
おそらくそこまで多くはないと思います。
医療系の仕事に対して難しそうだし責任感が重そうで自分にはできないと思う人が多いと思います。
また、医療系の職業は人手不足で労働時間が長く、きつい職業というイメージがあるかもしれません。
では、薬剤師は実際にどのような仕事をしていて、どのくらい働いているのでしょうか。
具体的に見ていきたいと思います。
薬剤師って何をするのだろう
皆さんは薬剤師という職業はご存知だと思いますが、具体的にどのような仕事を行っているのかよくわからないという人も多いと思います。
それでは、やくざいしの仕事について具体的に見ていきましょう。
薬剤師とは、医薬品全般に関する広く深い知識を持っている人で、薬のスペシャリストであると言えます。
また、ただ勉強すればなることができるというものではなく、国家試験に合格しなければなりません。
そのため、かなりの知識と応用力が必要とされます。
基本的な仕事は、医者が書いた処方箋に従って調剤を行って患者に薬を提供するほか、医療用・一般用医薬品の販売、相談を行います。
しかし、どのような職場で働くかによってやることが大きく違います。
薬局で働く薬局薬剤師や、製薬会社の薬剤師、病院の薬剤師、学校の薬剤師など様々な種類があります。
薬局薬剤師は処方箋に従って調剤し、患者に対して薬の説明を行うのが基本業務です。
また、一般用医薬品について患者に説明することもあります。
製薬会社の場合、基本的に薬の研究・開発を行います。
病院では主に薬の調剤や調整を行い、管理も行います。
このように、薬剤師の中でも働き方は様々なものがあるようです。
労働時間の決まり
皆さんは薬剤師がどのくらいの時間働いていると思いますか。
残業などが多くあり、かなり多くの時間働いているのでは、と思っている方もいると思います。
ただ、仕事によって法律で労働時間が制限されている場合があります。
では薬剤師の場合はどうなのでしょうか。
一応薬事法という法律によって管理薬剤師は週に40時間しか働いてはならないと決められています。
これは一般的な社会人と同じくらいであると言えます。
しかし、この法律で決められている時間は薬事、つまり薬に関する仕事に対してかけてもよいという時間であり、事務系の仕事など、それ以外の業務に関しては規制をかけていません。
そのため、1日8時間勤務という薬剤師はあまりいないようです。
ただ、厚生労働省によると平均の月間労働時間は約160時間で、そこまで長いということはないようです。
しかし、これはあくまで平均の時間です。
前述したとおり様々な働き方が存在するため、職場によって労働時間が異なることが予想できます。
それぞれの労働時間
前述したように、平均の労働時間はそこまで長くはないと言えますが、職場やどんな仕事をするかによって時間が大きく変わってくるようです。
それでは、それぞれについて見ていきましょう。
調剤薬局の場合は比較的平均的な時間のようです。
早番や遅番などはありますが、9:00から15:00などと、一般的な勤務時間は8時間以下のようです。
また、残業は月に20時間ほどで、そこまで長くはないようです。
休日に関しては必ずしも土日祝日が休みということはないようです。
また、同僚同士で変更などもできるため、比較的フレキシブルな職場といえます。
シフト制の薬局も増えてきているようで、働きやすい職場といえるでしょう。
次に病院で働く場合です。
病院では人が少なくなることはあまり好ましくないため、シフト制を採用していることが多いようです。
薬局同様早番と遅番に分かれている場合が多く、勤務時間は1日おおよそ9時間が平均のようです。
また、残業は月に30時間ほどで、決して多い数字ではありません。
ドラッグストアの場合は1日9時間前後の勤務が多いようです。
残業というのはあまり多くないようですが、休日出勤をさせられることが多くあるようです。
ただ、ドラッグストアの場合、パートとして働くこともできるため、働き方を選ぶことが出来ます。
このように、同じ職業であっても働く職場や働き方によって勤務時間はかなり違いがあるようです。
最後に
皆さんは薬剤師の勤務についてどう思われたでしょうか。
思っていたよりは時間も短く、働きやすい環境が多いと思った方も多いかもしれません。
薬剤師は女性が多い職業であるため、福利厚生がしっかりしている場合が多いことが働きやすさに影響しているのかもしれません。
しかし、残業などが多い職場もあるため、職場選びは重要であると言えるでしょう。
もしも皆さんが薬剤師を目指しているのであれば、労働時間はそこまで違いはないように思えるため、まず優先すべきなのはどのような仕事をしたいかではないでしょうか。
職場によってやることが大きく違うため、よく見極めることが大切です。