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転職面接に行くと高確率で聞かれる質問例と回答ポイント

🕒 2019/02/08
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転職面接に行くと高確率で聞かれる質問例と回答ポイント

書類選考が通過し、面接の日程も決まりました。いよいよ本番の面接に。

面接は転職の合否を決める最も大切なフェーズですが、準備したものの面接の場で実力を発揮できず、質問に対して言葉に詰まったり、長く話しすぎて途中で面接間に遮られた...と経験した人が多いではないでしょうか。

なぜ自分なりに準備したのに、最高のパフォーマンスができないかというと、1つは経験した場数が少なくまだ慣れないというのが大きい。

もう1つは、面接そのものについての体系的な知識が圧倒的に不足していることが原因です。

その知識の中身は、面接質問のロジックと受け答え方のロジックに尽きます。

転職コンサルタントとして数多くの転職者に面接をアドバイスし、入社オファーを獲得させた経験から、面接質問と受け答え方のロジックを解説しつつ、面接官の本質的な意図を汲み取る方法を事例でご説明します。

※本ページにはPRが含まれます。

面接質問のロジック「STAR」とは

面接は転職合否を決める最も重要度が高いステップなので、ほとんどの応募者はしっかり準備して面接に臨んでいるはずです。なのに9割以上の応募者が面接でのパフォーマンスに何かしらの不満を抱えているのは、「面接質問のロジック」を知らないからです。

ここでは、応募者の自己PRに対して聞く質問を「STAR」の観点で解剖してみたいと思います。

STARというフレームにはまった質問とは、応募者がどんな状況で(S)、どんな仕事や目標に向かって(T)、どのように行動し(A)、どう結果に繋がりそこから何を得たか(R)という流れに沿っています。

面接質問のロジック「STAR」
  • 「S」Situation:状況
  • 「T」Task:職務 Target:目標
  • 「A」Action:行動
  • 「R」Result:結果
  • 「S」Situation:状況

    「市況環境は、どのようなものでしたか?」

    「あなたが関わっていた事業は、何を目指していたのでしょうか?」

    「あなたのポジションや組織について教えてください。」

    「そのポジションはどんな役割で、どんな立ち位置で仕事をしているのですか?」

    最初の「S」の質問は状況確認です。上記のように応募者の事業や組織全体、その中での役割を聞かれます。

    この質問は、応募者の状況・バックグラウンドを確認するものなので、なるべく印象の良い回答をしようと思う必要はありません。

    状況を具体的に説明しようと長々と話す人がいますが実は逆効果です。短く簡潔に説明したほうがスマートですので、準備しておきましょう。

    「T」Task:職務 Target:目標

    「あなたの仕事内容について、詳しく教えてください」

    「どのような目標を目指して取り組んでいたのですか?」

    「目標を解決するために、どのような問題にぶつかりましたか?また、どのように壁を乗り越えたのでしょうか?」

    Tの質問は、応募者の職務や目標についてです。どのくらい目標に向けてチャレンジしたかや、解決に際した問題点に関連する質問を想定できます。

    この質問も事実確認以上に求めるものがないので長々と話す必要はありません。ただし問題点やぶつかった壁を言う際に、「上司が指示した」「プロジェクトで決まった目標」といったように会社・上司から与えられる課題を答えると、主体性がないように受け取られかねません。

    嘘を付いたり話を盛る必要はなく、自分が感じた問題を率直に応えると一番あなたらしさが伝わります。

    「A」Action:行動

    「問題を克服するために、実際に行った行動を教えてください」

    「事前に立てた計画と、予定通りに上手くいったこと・うまくいかなかった事を教えてください」

    「周りのメンバーとどのように連携を取りましたか?」

    課題を解決するために行った行動を聞かれるので、応募者の評価に関わる質問です。

    ここで1点注意です。面接者が知りたいのは応募者個人の行動であって、チームとしての行動ではありません。

    とにかく大きい話をしようとしてチーム全体の活動をアピールする人がいますが、結局この応募者は何をしたのかが分からないので逆効果です。

    自分はいったい何をして、どうやって組織に貢献したかを深掘りして説明できるようにしましょう。

    「R」Result:結果

    「あなたが行動した結果、どうなりましたか?」

    「その結果や活動から、あなたは何を得られましたか?」

    「今振り返ってみて、もっと頑張ればよかったことやよくできたことは何ですか?」

    最後のRについての質問は、一連の結果についてです。

    成果についての質問に応えるポイントは、単に「売上◯◯円が受注できた」という目標の達成度だけでなく、いままでの活動から得た学び、反省ポイントなど、応募者の内面に迫る点です。

    特に頑張った仕事ほど、客観的に振り返り、内省しにくいと言われているので、深く考えておく必要があります。

    2018.02.22
    社会の噂である顔採用ですが、本当に存在しているのでしょうか。実際に転職を考えている方に向けて、顔採用の真実に迫っていきます。

    STARの質問に対する回答フレーム「PREP」とは

    質問に対する答えも、PREPというフレームワークに沿って回答することをおすすめします。

    PREPをとは、まず結論を述べ(P)、その結論に至った理由を伝え(R)、理由を支える具体例を分かりやすく示し(E)、最後に再度結論を伝える(P)ことで、面接に限らず自分の意見が伝わりやすい回答にする考え方です。

    質問への回答セオリー「PREP」
  • 「P」Point:結論
  • 「R」Reason:理由
  • 「E」Example:例
  • 「P」Point:結論
  • 「P」Point:結論

    「私の強みは、クライアントやユーザーの潜在ニーズをマッチングさせるWebマーケティングのノウハウです。」

    質問に対して、結論から一言で簡潔に答えるようにしましょう。

    結論から答えるのは、一見当たり前のように思えますが、質問によって言葉に詰まることも多いです。

    例えば、「〇〇業界の現状と課題を考えて、これから業界全体で取り組むべきことと、あなたがもし入社したらやりたいことはなんですか?」といった複数の質問が混ざっている場合はすぐに結論から答えることは難しいです。

    すぐに考えがまとまらない場合は、ダラダラと話し始めながら考えるのはあまり得策ではありません。「少し考える時間を頂けますか?」と断って10秒ほど熟考したあとに結論から話しましょう。

    あえて複雑な質問をしてどれくらい冷静にタフな状況に対処できるかを見ている可能性もあるので、なるべくスマートに答えたほうが好印象です。

    「R」Reason:理由

    入社以来3年間、大手人材紹介会社のWeb集客を行なう比較メディアの運営を担当しています。営業場面で拘っていることは、人材会社のニーズを聞き出すだけではなく、それに向けてデータを分析し現実的な提案をぶつけることです。

    また、クライアントのニーズだけでなく、メディアに訪れているユーザーのことも考え、両者にとってウィン・ウィンの関係をいかに築けるかを考え、試行錯誤を重ねてきました。日々の業務をユーザーとクライアント両方のニーズに答えるWebマーケティングのノウハウに昇華させることを心がけてきました。

    結論の次は理由です。

    理由を述べる際は、仮設ではなく事実ベースで話しましょう。自分を良く見せようとし、何を聞かれても「こうありたいという仮設」で回答する人は、面接者に信用されません。

    単純な未来予想についての質問でない限り、自分の体験に基いて話したほうが信頼されやすいです。

    「E」Example:例

    「例えば、このようなクライアントに提案したことで成約率を上げた事例があります。〇〇というキーワードから広告メディアにアクセスしたユーザーが多かったのですが、実際にクライアントのホームページに行くと登録せずに離脱してしまうという問題に気づきました。この問題についてクライアントの担当者と毎日のようにコンタクトを取り、ランディングページを変えたり広告配信スケジュールを変えたりと試行錯誤をしました。結果、ユーザーの検索キーワードに合ったランディングページの最適化を提案し、無事に離脱率を下げることができ、信頼関係を築けました。」

    理由を伝えた後は、事例を添えます。より相手に想像しやすく、真実味を持たせるために、しっかりと事例を分かりやすく伝えましょう。

    例についてですが、数多くの経験から最も結論と関連性が高いものを1つ絞って分かりやすく伝えましょう。複数の事例を話し出すと相手にとって理解しにくくなる上、どうしても薄くなってしまいます。述べた結論を納得させられるような事例を、1つ論理的に話せば十分です。

    「P」Point:結論

    「こういった仕事経験を通じて、ユーザーのニーズを考慮しつつクライアント自身が気づけない課題を解決する提案力・実行力が私の強みとなりました。」

    回答の最後には「P」結論を再度伝えるようにしましょう。

    企業の面接者は一日に複数の応募者と接するので、全員の特徴を覚えきれないというのは現実です。

    少しでも面接官に印象を残すために、最後にもう一度結論を伝えると親切です。

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