30代男性の転職成功ポイントは?未経験や高卒だと厳しい?
「30代男性が転職するのは不利なの…?」
「未経験だと30代じゃ厳しいのかな…」
30代にさしかかって転職すると、不安に思う方もいることでしょう。
確かにフレッシュな20代のころと違って、30代だと困難なこともあります。
でも何もしないでいれば、いつまでたっても転職できず時間を無駄にするだけです。
30代男性の転職で押さえるべき成功ポイントをまとめましたので、すべて押さえてベストな転職を叶えましょう!
結論:30代男性の転職は"少し"厳しい!
正直、30代での転職はそうやすやすと上手くいきません。"少し"厳しいくらいに思ってください。
また30代前半・後半で事情が変わるため、その点も押さえておきましょう。
30代前半なら転職で不利にならない
あなたが30代前半ならまだ転職に余裕があります。ポイントを押さえればスムーズに転職できるでしょう。
ただ30代にさしかかると20代と違ってフレッシュさは求められず、即戦力になる有用人材が求められます。
またリクナビNEXTの30代前半に向けたアンケート調査によると、こんな回答がありました。
<転職希望者への質問>
Q.30代前半、転職希望者の不安 「転職活動は不利だと思う?」
- 不利だと思う:57.5%
- 不利だと思わない:40.0%
- 有利だと思う:2.5%
<転職経験者への質問>
- 不利だと感じた:31.9%
- 不利だとは感じなかった:50.4%
- どちらともいえない:17.7%
30代前半の転職希望者では「不利だと思う」との回答、経験者だと「不利だと感じなかった」と回答した人が多かったんです。
転職活動の経験有無によって、不利かどうかの捉え方が変わってきますが、ご想像よりは不利な場面には遭遇しないともいえますね。
(参考:リクナビNEXT)
30代後半だと転職のラストチャンス!?
転職市場において「35歳」は大きな分岐点となる年齢。30代後半で転職を検討している方は、ここでどんな行動をとるかも深く考えないといけません。
特に39歳にもなれば応募できる求人数も格段に減り、転職は厳しくなります。30代後半は転職のラストチャンスと捉えるのがいいでしょう。
また求人数が減ることでの長期戦も覚悟しておきましょう。
30代で未経験からの転職は厳しい…!
あなたが30代で希望する業務が未経験だと、転職はかなり難しくなります。もちろん30代後半になればさらに難易度は上がります。
30代であれば「やりたい仕事」よりも「できる仕事」を優先しておくのが無難です。
また30代後半で未経験だと「この人は大したキャリアもないし、仕事も続かないだろうな」と思われかねません。
しかもご家族がいる場合には、給料はもちろん福利厚生、休暇制度など将来的な部分もよく考慮しないといけませんね。
そうした希望条件を複数選択すると応募できる求人は減り、より難しくなってしまうんです…。
どんな30代男性が転職で不利になる?失敗する人の10の特徴
転職で不利になる30代男性には、ある一定の特徴があります。ここでは具体的に10コに分けて解説します。
具体的には以下の通りです。
- 自分自身の市場価値と強みを把握していない
- 「やりたい仕事」に絞って求人を探していない
- 自分自身の市場価値と強みを把握していない
- プライドを優先している
- 転職回数が多い
- 年齢不相応のスキル
- キャリアプランがしっかり立てられていない
- 前職を退職してから転職活動に臨んでいる
- 年収アップに固執しすぎている
- 一人で転職活動をしている
①転職理由・優先順位が固まっていない
転職理由・優先順位は言語化できるレベルに固めていないと、理想的な転職は叶わないと思ってください。
「なぜ転職するのか」
「転職でかなえたいことは何なのか」
「年収と仕事のやりがいで優先するのはどっちか」
今一度、自分自身に問いかけてみてください。以上のことをはっきりと言葉にできるでしょうか?
もし一つでもすぐに回答できなかったら、まだ転職の体制は万全じゃないといえます。
中途半端な転職理由・優先順位のまま臨むと、就職後のミスマッチにつながる恐れがあります。
目的をクリアにして、効率的に転職活動に臨みましょう!
②「できる仕事」に絞って求人を探していない
確かに「やりたい仕事」を優先したくなる気持ちも分かります。
ただ30代にさしかかると、そう思い通りにはいかないのが現実です。
自分が「やりたい!」と思ってできる仕事は偶然なケースがほとんどで、むしろ「できる仕事」をいかに楽しんでいくかを考えたほうが効率的です。
「やりたい仕事」に絞って転職するよりは、自分が「できる仕事」は何なのかを考えて転職活動に臨みましょう。
③自分自身の市場価値と強みを把握していない
市場価値とは平たく言うと「どれくらい社会から費用とされている人材なのか」ということです。
「同じ土俵で競う人たちと比較したときの自分自身の価値」ともいえます。
この市場価値の高さは「自分自身ができること」「企業が求めていること」の両方が重なったときに判断されます。
30代での転職なら、今の自分にはどんな市場価値・強みがあるのか、何をもって評価されるのかを押さえないといけません。
転職ライバルを想定して、転職成功から逆算して「今は内をすべきなのか」を考えていくことが重要です。
④プライドを優先している
30代男性の転職でよくあるのが、「プライドの壁」です。前職の役職や年齢にとらわれてしまい、適切な行動に移せない方も多いんです。
ですがそんなプライドは捨ててしまいましょう。ハッキリ言って転職の障壁になるだけです。
「前職が大手だったし、今回も大手じゃないとダメ」
「年収はゼッタイ1,000万円以上じゃないとイヤだ」
よほど価値のあるスキルを持っていて華々しいキャリアがあるなら別ですが、上記のことなんて企業側からすれば「知ったことではない」んです。
まっさらな状態から転職活動を始めるつもりでいきましょう!
⑤転職回数が多い
30代となると一度は転職している方が多いです。
リクナビNEXTのアンケート調査によると、20代のうちに1回以上転職した人は24%、30代に入ると53%は一度転職しています。
しかも30代の10%近くは3回以上も転職しているんです。
(引用元ページ:リクナビNEXT-転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態)
ですが転職回数が多すぎると、履歴書・職務経歴書を見られたときにこう判断されかねません。
「この人は就職できてもすぐ辞めるのではないか…?」
「転職回数が多いのは人間性に問題があるから…?」
「前職でスキルなしのまま転職活動をしているのか…?」
面接ではマイナスイメージを持たれたくはないですが、転職回数が多すぎると出鼻をくじかれかねませんね。
なお採用担当者は転職回数が3回を超えると気になる、と考える人が多いです。
⑥年齢不相応のスキル
30代、特に30代後半になったのにスキルがついていないと、転職は不利になります。
30代男性には社会人経験や技能を求められ、とにかく即戦力になるのが前提です。
20代の時ほど未経験向けの求人は用意されていないため、「30代にもなってスキルが無いのはまずい…」と危機感をもたないといけません。
またスキルに自信がなく未経験で転職するならば、仕事はかなり選ばないといけない点にも留意しましょう。
⑦キャリアプランがしっかり立てられていない
キャリアプランがしっかり立てられていない人は、面接の際に「この人は計画性が無いのでは?」と思われかねません。
キャリアプランはたとえば「35歳には営業トップの成績を出して、40歳までには管理職に就こう」といったビジョンです。
いつまでにどんなことをして、どんな役職についていたいのか、自分の言葉でハッキリさせておきましょう。
この計画がぶれていると転職軸もぶれてしまい、スムーズに転職できないケースが多いです。
また面接では「将来どうなっていたいですか?」と質問されることもしばしば。
すぐに迷いなく答えられないと「計画性の無い人だな…」「ちゃんとウチの会社で計画的に仕事できるのかな…」と見られて、マイナスイメージを持たれてしまいます…。
⑧前職を退職してから転職活動に臨んでいる
「転職活動は前職を退職してからのほうがイイ」こうお思いかもしれませんが、今回はオススメしません…。
30代の転職となると将来のことを考えて焦ってしまい、とりあえず転職しようと考える人もいますが、危険な話です。
転職活動中はアルバイト・パートでもしない限り職が無く、経済的にも精神的にも不安定になりがち。
前職は辞めず働きながら転職活動に臨んだほうが、生活費を賄う収入を得つつも次のステージに移れます。
両立は難しいかもしれませんが、退職してからの転職活動はおすすめできません。
退職については以下も参考にしてみてくださいね。
⑨年収アップに固執しすぎている
何が何でも年収を上げたい気持ちは分かりますが、あまりに年収にこだわりすぎると転職は失敗に終わります。
スキルが十分身についていないのに高収入の求人を探しても、一向に見つからないです。
見つかってもブラック・釣り求人につかまされかねないため、今一度落ち着いて探しましょう。
年収がいくらなのかより、仕事内容は自分のスキル・経験にふさわしいかを優先して考えましょう。
⑩1人で転職活動をしている
転職活動はなにも1人でする必要はありません。むしろ非効率なケースがほとんどです。
リクルートキャリア、マイナビエージェントを初めとした転職エージェントがたくさんあるため、気に入ったものを使って転職するのをおすすめします。
転職エージェントは「転職のプロ」であって、これまで何千百万人の求職者を相手しています。しかもサービス利用は無料!
しかも面接対策や履歴書・職務経歴書の添削、キャリアに関する相談まで幅広くフォローしてくれる頼もしい存在です。
自己流で転職するよりは、エージェントと二人三脚で転職活動に臨んだほうが、スピーディかつ効率よく転職できますよ!
記事後半ではおすすめの優良転職エージェントっを3つ紹介するため、転職を検討中の方はぜひ使ってみてくださいね。
30代男性が転職を成功させるには?【ポイントを解説】
ここまでの内容を踏まえて、30代男性が転職を成功させるために、具体的にどんなアクションをすべきか見ていきます。
具体的には以下の5つです。
①企業の求める人材を把握する
入りたい企業が「どんな人を欲しいのか」を知らないと、非効率な転職になりますよね。
30代となれば中堅社員あるいはベテラン社員がほとんど。なかには課長職、早ければ部長職の人だっています。
そんななかで30代男性の人材に求めていることは、何よりも「即戦力になる人材か」「マネジメント経験があるか」ですよね。
もし「私はマネジメント経験に乏しい」と思う場合は、自己マネジメント経験をうまくアピールしましょう。
プロジェクト成功のために、自分がどんなアクションを起こしたか、どう改善につながったかを言語化しましょう。
②職種は「できる仕事」を優先する
先ほど触れたように、「やりたい仕事」より「できる仕事」を優先して仕事を探しましょう。
会社あから給料をもらっている以上、「やりたい」という気持ちだけではつ務まらないですし、「やりたい」と思っていた仕事でも現実を知ってしまうと、モチベーションを維持するのが難しくなります。
また未経験から挑戦しようと考えている場合だと、そもそも30代から「やりたい仕事」に挑戦できるかと聞かれると、正直厳しいところです。
30代男性の場合、なるべく現実的な視点で仕事を探すのが無難です。
③妥協できるところは妥協する
30代男性の転職成功のキーワードは、ズバリ「妥協」と言っても過言ではありません。
条件が絞られて転職が厳しくなるため、ある程度捨てないといけない部分がある点には留意しましょう。
転職での優先順位を明確にして、最終的にいちばん妥協して問題ないところをあぶり出しましょう。
これができると次のことがわかります。
- 転職での優先順位
- 転職でかなえたいこと
- 転職したい理由
以上を言語化しておけば、面接で聞かれた時にもスムーズに対応できますね。
④30代の転職に有利な時期で転職する
転職するのに有利な時期、そうでない時期があります。ベストタイミングに転職して成功確率を上げましょう。
具体的には中途採用の求人が増える2月、3月、8月、9月に転職するのをオススメします。
2月、3月は求人数が最も多い時期なため、転職でイチバン最適な時期といえます。
ではなぜ2月、3月に求人が多く出るのか。理由は以下の通りです。
- 年末や3月末に増える退社分の人員補充
- 3月末までの採用予算を使い切りたい
- 人事異動でポジションが空く
8月、9月に求人が多く出る理由は以下の通りです。
- 夏のボーナスのある時期に辞めた分の人員補充
- 秋卒業の大学院生・留学生の囲いこみ
- 人事異動でポジションが空く
最適な時期に転職できるよう、常に準備を怠らないようにしましょう!
⑤転職エージェントを使って転職する
転職のプロである転職エージェントを利用しないのは、かなりもったいない話です。
無料でさまざまなサービスを受けられるため、コスパが良い点も魅力的です。
「転職サイトを使って転職する」のも悪いとは言いませんが、転職に関する準備をほぼ自分一人で処理しないといけないため、転職初心者の方にはおすすめしません。
高卒の30代男性が転職で気にすべきポイント・注意点は?
なかには学歴が「高卒」で、いまいち転職に自信を持てない方もいますよね。
確かに転職では学歴も多少ながら見られますし、企業によっては重要視します。
ですが諦めることはありません。以下で解説するポイントを押さえて転職活動に臨みましょう。
応募条件に満たないケースが多い
求人サイトを見ると「大卒以上」と書かれた条件をよく目にしますよね。
いくらスキルに見合った求人でも、働いてみたい職場と分かっても、卒業区分の時点で門前払いを食らうこともよくある話です。
ただ大卒者とそうでないものを効率よく分けて応募してもらうためにも、仕方のない事なんです。
転職しやすい業界を見極める
高卒でも転職しやすい業界があります。ただドライバーや介護職など、激務で人気がなかなかないのが実情です。
ここでは人気職種で激務でない業界を紹介します。具体的には以下の通りです。
- 事務職
- 営業職
- エンジニア
特にこの3つは高卒者でも転職難易度が低めで、比較的入職しやすい傾向です。
30代男性の転職でオススメの転職エージェント3選!
最後に、30代男性の転職でオススメの転職エージェントを厳選して3つご紹介します。
どれも利用者がかなり多く信頼の置かれたサービスなため、安心して使えますよ。
サービス名 | 公開求人数 | 非公開求人数 | 求人の掲載地域 |
---|---|---|---|
リクルートエージェント | 約96,000件 | 約100,000件 | 全国47都道府県 |
doda | 約58,000件 | 約37,000件 | 全国47都道府県 |
マイナビエージェント | 約15,000件 | 約17,000件 | 全国47都道府県 |
①リクルートエージェント
<リクルートエージェントのおすすめポイント>
- 約200,000件の豊富な求人数!
- レスが早くスピード対応!
- 業界精通のキャリアアドバイザーが多数在籍!
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
求人数 | 公開:約96,000件 非公開:約100,000件 |
募集職種 | 営業・販売、カスタマーサービス、企画・マーケティング・運営、管理・事務、物流・購買・貿易・店舗開発、コンサルタント、金融専門職、不動産専門職、クリエイティブ、SE・ITエンジニア、エンジニア(設計・生産技術・品質管理)、建築・土木・設備、医療・医薬・化粧品など |
掲載地域 | 全国47都道府県 |
リクルートエージェントは転職エージェントのなかでも、圧倒的な求人数を誇る点が魅力です。
営業・販売、マーケティング職っを中心に、約200,000件の求人数から厳選してお仕事を紹介してくれます。
口コミでは「返信が早い!「対応が早い!」との声が多かったため、スピーディに転職したい方にもおすすめです。
また業界精通のアドバイザーも多く、各業界での転職事情をもとに徹底的なサポートを受けられますよ。
リクルートエージェントは評判悪い!?利用メリット・デメリットも紹介!▶▶▶
②doda
- エンジニア・建築・営業・企画・管理職に強い!
- スカウトで効率的な転職も!
- 求人の質が良い!
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 公開:約58,000件 非公開:約37,000件 |
募集職種 | 営業職、企画・管理、技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア、組み込みソフトウェア、機械・電気、化学・素材・化粧・トイレタリー・食品・香料・飼料・建設・不動産・プラント・工場)、専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)、クリエイター・クリエイティブ職、販売・サービス職、公務員・教員・農林水産関連職、事務・アシスタタント、医療系専門職、金融系専門職 |
掲載地域 | 全国47都道府県 |
dodaも求人数が業界最大級の転職支援サービスで、非公開求人含めて約95,000件のなかから紹介してくれます。
エンジニア・建築・営業・企画・管理職に強く、幅広い職種から探せるため転職の選択肢を広げやすいのも特徴的。
企業から直接スカウトを受けられるサービスもあるため、能力・経験に見合った求人も見つけられます。
口コミでは「ブラック企業から脱出できた」「オファーの質が良かった」などと求人の質が良かったとの声が多かったです。
dodaが評判悪いって本当!?利用メリット・デメリットも紹介!▶▶▶
③マイナビエージェント
<マイナビエージェントのおすすめポイント>
- サポートが丁寧!
- マッチング力に定評あり!
- 転職初心者におすすめのエージェント!
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
求人数 | 公開:約15,000件 非公開:約17,000件 |
募集職種 | 経営、管理、人事、営業、コンサルタント、IT技術職、マーケティング、プロジェクト管理、機械、専門職など |
掲載地域 | 全国47都道府県 |
マイナビエージェントは人材業界で大手のマイナビが運営するサービスで、30代からも多くの支持を得ています。
評判では「フォローが丁寧!」「面接対策を徹底してくれた」など、求職者へのサポートが徹底されていて、スムーズに転職できるのが嬉しいポイントです。
かといってただ優しいわけではなく、時には厳しく対応してくれるため、求職者一人ひとり考えて対応してくれるのも嬉しいポイントです。
求人数も多すぎず少なすぎず、未経験向け求人も多い点から、転職初心者におすすめのサービスといえます。
まとめ~30代での転職を成功させるために~
今回は30代男性の転職について、詳しく解説してきました。
30代になるとなかなか20代の時より転職が思うようにいかなくなりがちですが、今回ご紹介したポイントを押さえてスムーズに転職しましょう!